乱読のかけら (2024年11月)
KLで翻訳・通訳の第一人者として活躍する諸江修さんの書評コラム「乱読のかけら」。 乱読のかけら (2024年11月) 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my

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KLで翻訳・通訳の第一人者として活躍する諸江修さんの書評コラム「乱読のかけら」。 乱読のかけら (2024年10月) 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
孔子、四十九日のレシピ、病めるときも、仮面海峡、東京箱庭鉄道、SOKKI! 乱読のかけら (2024年9月) 孔子 井上靖 新潮文庫(2004年3月25日発行) 井上靖は私の高校時代1番好きだった小説家でしたが、生意気な当時の文学少年の高校生仲間では、井上靖が好きだというと馬鹿にされるので、隠れて読んでいました。今、井上靖の最後の小説を読んで、馬鹿にされた理由が少し分かりました。孔子理解が常識的かつ正統派のためでした。 四十九日のレシピ 伊吹有喜 ポプラ文庫(2011年11月5日発行・初版) 「四十九日」は四十九日の法要の時に、参列者に振る舞う食事のレシピのことでした。波乱万丈、荒唐無稽のストーリー展開ではなく、なんとなく誰にでもあるような、しかしちょっと不幸度合いが大きい感じの家族の物語で、感動はしませんでしたが、読んでいて嫌な感じはしませんでした。 病めるときも 三浦綾子 角川文庫(2012年5月25日発行) 三浦綾子の小説は普通に面白いと再認識しました。彼女はクリスチャン作家なので、彼女の本の読書会を主催している牧師とも知り合いですが、この本に出てくるような女性たちの生き方をいわゆる真面目な牧師がどうやって真面目なクリスチャンに語っていくのかに興味を持ちました。 仮面海峡 深田祐介 文春文庫(1994年7月10日発行・初版) 1980年代のアジアでの日本人のビジネスマンの苦労の歴史が書かれています。私も若い頃に少し垣間見た世界です。それに比べると今のアジアのビジネスは実に平和だと思います。しかしアジア人だけが悪ではなく、日本人も悪に加担していることもあるのは昔も今も同じと思います。 東京箱庭鉄道 原宏一 祥伝社文庫(2011年10月20日発行・初版) これは面白い小説です。原宏一は井上ひさしの再来だと確信しました。時代風刺をし、悪い奴を笑い飛ばすところが痛快です。こんな荒唐無稽、でもあったら面白いだろうと思える話をもっと読みたいと思いました。この著者には東京都知事がらみの小説を書いて欲しいと思っています。 SOKKI! 秦建日子 講談社文庫(2009年5月11日発行・初版) 私よりちょっと年下の人が主人公の小説です。自分の大学時代と重なっていて、懐かしい思いで読みました。あの頃はスマホもメールもなく、私の下宿には自分用の電話もありませんでした。その頃は、固定電話が便利な通信手段だったことを思い出します。のんびりしたいい時代でした。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
アリストテレス・ニコマコス倫理学、インストール、海と毒薬、トイレは小説より奇なり、カール・バルト、愛するということ 乱読のかけら (2024年8月) アリストテレス・ニコマコス倫理学 山本芳久 NHKテキスト(2023年10月号) 私が死ぬまでに学びたい哲学がアリストテレスの「ニコマコス倫理学」とホッブズの「リヴァイアサン」です。このテキストは「ニコマコス倫理学」の優れた入門書で、その概要、西洋哲学に置ける位置がよく分かりました。今度はぜひ「ニコマコス倫理学」を読んでみたいと思います。 インストール 綿矢りさ 河出文庫(2005年10月20日発行・初版) 文藝賞受賞作だそうです。少しもおもしろくない内容でした。どこに賞を取るほどのよさがあるのでしょうか。受賞した2001年時点では審査員たちがパソコンを使いこなしておらず、ネットのなりすましも社会問題になっていなかったので、きっと斬新な設定に見えたのかもしれません。 海と毒薬 遠藤周作 新潮文庫(2008年6月5日発行) 遠藤周作は日本人とキリスト教の関係を考え、様々な小説を書いた人ですが、この本はキリスト教的な部分がほとんどなく、私に近親憎悪感をほとんど抱かせない内容でした。戦時中に九州の大学で行われた白人の捕虜の人体解剖という恐ろしいテーマを描いた不気味な小説です。 トイレは小説より奇なり 酒井順子 集英社文庫(1997年9月25日発行・初版) 私が子どもの頃の日本の公衆便所は大概臭くて汚いものと相場が決まっていましたが、それがだんだんと清潔になり、トイレと呼ばれるようになり、街で立ち小便をする人の姿も見かけなくなりました。日本だからこそこのようなエッセイが書かれ、出版され、読む人がいるのだと思います。 カール・バルト カール・クービッシュ 新教出版社(2011年4月8日発行) 宮田光雄・村松恵二訳 とても読みにくいカール・バルトの伝記でした。カール・バルトの神学に遅ればせながら興味を持ち、去年11月に一時帰国した時に数冊購入した内の1冊です。登場人物が多すぎで、誰が誰なのか分からず、バルト神学の真髄にはなかなか辿り着けず、完全にお手上げ状態でした。 愛するということ エーリッヒ・フロム 紀伊國屋書店(2019年2月27日発行) 愛という言葉の意味の範囲が日本語と欧米語とは違うので、著者の書く概念を正しく理解するのは難しいように思いました。しかし翻訳は美しい日本語で書かれているので、愛の技術を身につけ、実践しようと思ってしまうほど、読んでいてモチベーションが上がる本でもあります。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
城をとる話、田中角栄の超人材育成術、かつどん協議会、人生を変える『大人』のアジアひとり旅、本朝金瓶梅・お伊勢篇、センセイの鞄 乱読のかけら (2024年7月) 城をとる話 司馬遼太郎 光文社文庫(2005年9月20日発行) 石原裕次郎のために司馬遼太郎が書き、映画化された小説です。ぜひ映画を見てみたいと思いますが、夜の闇のシーンが多いので、映画としては見にくいように思います。ストーリーは荒唐無稽なところもあっておもしろいのですが、結末が史実に制約されてしまっているのが残念です。 田中角栄の超人材育成術 小林吉弥 講談社+α文庫(2005年10月4日発行) 内容はタイトルとは違い、昭和の後半と平成の前半の政治家の人物評です。その中でも田中角栄については多くの紙数が割かれていて、著者が田中角栄に心酔していたことがよくわかります。もし田中角栄が本当にこの本に書かれたような人なら、日本を代表する聖人ではないでしょうか。 かつどん協議会 原宏一 集英社文庫(2009年1月25日発行・初版) 30年前の日本を風刺した3つの短編集です。この著者は井上ひさしの再来ではないかと思いました。「かつどん協議会」「くじびき翁」「謝罪士」どれも、時代の常識に疑問を投げかけ、奇想天外な解決方法を提示しているのが、当時の日本を外から眺めていた私にはとてもおもしろいです。 人生を変える『大人』のアジアひとり旅 荒木左地男 双葉文庫(2014年11月16日発行・初版) 私自身20代の後半にバックパックでアジアを旅行しました。特に1988年に中国を1人で2ヶ月間旅行した時には、この本に書かれているように、多くの旅人たちとの出会いがありました。今の私にはこういう旅は無理ですが、30代、40代の人はぜひチャレンジして欲しいです。 本朝金瓶梅・お伊勢篇 林真理子 文春文庫(2010年7月10日発行・初版) はっきり言ってこの本はポルノ小説です。でも林真理子が書くと読み応えのある文学になってしまうのが不思議です。江戸時代の金持ちのプレイボーイと妾たちの心の駆け引きが絶妙に描かれていて、セックスという視点からの人間や生活の描き方の点で、最高の小説だと思いました。 センセイの鞄 川上弘美 文春文庫(2004年9月10日発行・初版) 谷崎潤一郎賞を受賞した名作とのことですが、あまり視聴率の上がらないテレビドラマのシナリオのようでした。というのは映像にすると、おばさんとおじいさんが主人公なので、味は出せても、美男美女の恋愛、美女に恋する醜男あるいはその逆ではないので、つまらないと思います。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
いい経営理念が会社を変える、生きて死ぬ智慧、道ありき、朝湯、昼酒、ローカル線、クジラアタマの王様、天使は奇跡を希う 乱読のかけら (2024年6月) いい経営理念が会社を変える 坂本光司 ラグーナ出版 (2018年3月18日発行・初版) 著者の坂本・法政大学教授の教え子の皆さんが弊社を訪問した時にいただきました。理論の本かと思いましたが、日本全国・56社の取材記でした。弊社のお客さんもその中にあり、その会社が「日本で一番大切にしたい会社」にこの本をきっかけに選ばれたことを知り、感激しました。 生きて死ぬ智慧 柳澤桂子 小学館 (2005年7月20日発行) 般若心経の原文、日本語訳、英語訳です。クリスチャンの私ですが、親の法事に行くと、般若心経をお寺で読むので、内容には興味を持っていました。お寺では意味が分かりませんでしたが、この本を読んで、旧約聖書のコヘレトの言葉に出てくるようなことが書かれていると思いました。 道ありき 三浦綾子 新潮文庫 (2017年11月20日発行) 三浦綾子の結婚までの若い頃を描いた小説です。著者がクリスチャンになっていく道のりには、神様の導きを感じました。結核で長い間療養し、恋人も結核で失いながら、結婚にまでたどり着いた人生には驚かされます。しかしなぜこれほど著者が多くの男性にモテたのかが不思議です。 朝湯、昼酒、ローカル線 勝谷誠彦 文春文庫 (2007年12月10日発行・初版) 20年ほど前の日本の各地への鉄道旅行の紀行文です。取り上げられた22地域の内、6地域は行ったことがありますが、私も鉄ちゃんの端くれとして、それ以外の地域にもぜひ行ってみたいと思いました。列車は移動の手段ではありますが、乗ること自体が楽しいものだと思います。 クジラアタマの王様 伊坂幸太郎 新潮文庫 (2022年7月1日発行・初版) 夢の世界で起こったことで、現実が左右されるという現象をメインにしながら、新型インフルエンザの流行による社会問題などを取り入れて、壮大ですが普通の人の視点で展開する物語に好感がもてました。実は新型コロナの発生以前に書かれたと知り、著者の予知能力に驚いています。 天使は奇跡を希う 七月隆文 文春文庫 (2017年6月10日発行) 天と地というより、あの世とこの世の接点のようなところから始まる物語です。初めの方は軽い学園物語かと思いましたが、実は死んだ人の蘇りのために天使が活躍する物語だとわかると急に面白くなってきました。ティーンエージャーだけでなく、60歳を過ぎた私にも楽しめました。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
犯人のいない殺人の夜、日本詣で、おやじがき、英語の発音と綴り、カール・バルト入門、1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真 乱読のかけら (2024年5月) 犯人のいない殺人の夜 東野圭吾 光文社文庫(2010年1月15日発行) 短編小説集ですが、どれも面白いし、読者の推理をきちんと裏切ってくれる展開で、読みがいがあります。設定が奇想天外、荒唐無稽というわけではないのに、短編でもちゃんとミステリーになっているのが、天才・東野圭吾の所以と思います。7編の中では表題作が1番面白かったです。 日本詣で 嵐山光三郎 集英社文庫(2005年9月25日発行・初版) 各県と東京23区ごとに書かれたエッセイというか紀行文はそれぞれに味があり、昔の日本を懐かしむことができます。私もいつか、各地を旅して、いろいろな人や物と出会ってみたいものだと思いました。多くの人がSNSで旅情報を発信している今とは違った古き良き時代の1冊です。 おやじがき 内藤句子 講談社文庫(2012年2月15日発行・初版) よくもここまでオヤジを観察し、特徴を掴んだ絵を描き、かつ文章で説明したものだと感心しました。悪意は感じられませんが、著者の趣味の悪さを感じます。おならの匂いを嗅いだり、ゴミを漁るのが趣味、臭くて汚いトイレのレポートをSNSに載せる人と同じ系統の人だと思います。 英語の発音と綴り 大名力 中公新書(2023年10月25日発行・初版) 去年11月の一時帰国の時に、私の興味ドンピシャのタイトルに惹かれて買ったのですが、内容があまりにも具体的すぎて、読んでいてうんざりしてしまいました。どうにか、最後まで読み通しましたが、「英語の発音と綴りに関する知識が増大したとは感じられない」が読後感でした。 カール・バルト入門 上田光正 日本キリスト教団出版局(2023年7月24日発行・初版) これほどわかりやすくカール・バルトの神学を語った本はありません。カール・バルトを理解するにはこの1冊で十分とは言えませんが、入門としては素晴らしいと思います。40年間、カール・バルトの神学を追いかけてきて、初めて、日本人の専門家に出会ったように思いました。 1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真 林田康隆 アスコム(2017年5月17日発行) この本の写真を見ても目はよくなりませんでした。歳をとりすぎているのかもしれません。ぜひ若い人は試してみてください。でも老眼にも効くとの謳い文句なので、高齢の人でも効果がある可能性もあります。眼科の専門の先生が書いた本なので、まんざら嘘ではないと思います。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
上司と親は選べない、伊勢物語、恋の花、白蓮事件、そうだったのか現代史、あの日にドライブ、給食のおにいさん 乱読のかけら (2024年4月) 上司と親は選べない 斎藤茂太 ぶんか文庫(2008年5月20日発行・初版) 30年近く前の1995年に発行された単行本が文庫化されたものですが、現在でも全く通用する内容です。著者は精神科の医師で、医師の視点から世の中を見ており、最近YouTubeなどで盛んにこの手の処世術を発信している人たちの先駆けのような役割を果した人だと思いました。 伊勢物語 川上弘美訳 河出文庫(2023年10月20日発行・初版) 伊勢物語の原文は高校生の頃に小学館の古典文学全集で苦労して読んだ記憶があります。この本のように現代語で、あっさりと訳されていると、実に親しみを持って、伊勢物語を楽しむことができます。できることなら私も死ぬ前に、和歌をやりとりする擬似恋愛でもしてみたいものです。 恋の花、白蓮事件 永畑道子 文集文庫(2014年8月1日発行) NHKの朝ドラの「花子とアン」で仲間由紀恵の演じた白蓮と吉田鋼太郎の夫の姿があまりにも強烈だったので、テレビとは少し違った2人の様子に戸惑いながら読みました。明治の時代、華族制度や姦通罪など、今とは全く違った環境下での白蓮の大胆な生き方にはハラハラさせられます。 そうだったのか現代史 池上彰 集英社文庫(2011年6月6日発行) この本で取り上げている歴史が私の生きてきた時代と重なっていて、改めて、「そうだったのか」と感じさせられる部分が多く、自分の人生のとてもよい振り返りになりました。きっと若い人たちにもウクライナやパレスチナの紛争も実はそうだったのかと思う日が来ると思います。 あの日にドライブ 荻原浩 光文社文庫(2020年9月30日発行) この本を読むと銀行で働いている人が気の毒になります。20年ほど前が舞台になっていますが、今でも銀行には嫌な体質があるかもしれません。20年ほど前、知り合いの銀行の人が後輩たちと飲みに行っているところに遭遇し、あまりに偉そうにしていたことに驚いたのを思い出しました。 給食のおにいさん 遠藤彩見 幻冬舎文庫(2013年10月10日発行・初版) 小学校の給食室に、事業に失敗した若いフランス料理のシェフが就職し、様々な問題に直面しながら、給食のおにいさんとして成長していく物語です。昭和40年代に給食が嫌いだった私には給食の美味しさや素晴らしさはあまりぴんと来ませんでした。今の給食は美味しそうですが。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my
世界でいちばん透きとおった物語、ギブ・ミー・ア・チャンス、わたしが・棄てた・女、ベートーヴェン捏造、ことばと思考、雑談の一流、二流、三流 乱読のかけら (2024年3月) 世界でいちばん透きとおった物語 杉井光 新潮文庫(2023年11月15日発行) 「世界でいちばん透きとおった物語」を文字通り期待した私が間違っていました。著者は読者を騙そうとしたのではないと思いますが、ここに書かれていたのは、純愛でもなんでもなく、小説家と編集者のやり取りを中心とした、著者にとっては調べたり勉強しなくても書ける物語でした。 ギブ・ミー・ア・チャンス 荻原浩 文春文庫(2018年10月10日発行・初版) 私が小説をおもしろいと感じた時に思うことは、終わって欲しくない、もっと続けて読みたい、ですが、この短編集にはもっと読みたいと思わせるストーリーがたくさんあり、やはり荻原浩はすごいと思いました。その中でも「押入れの国の王女様」の笑いには共感してしまいました。 わたしが・棄てた・女 遠藤周作 講談社文庫(2012年12月15日発行・初版) 以前の遠藤周作のエッセイで「白痴」という映画の白痴の女と男の運命的な愛について読んだことがありますが、この小説のモチーフはまさに「白痴」と同じだと思いました。カトリック作家の遠藤周作は男女の切っても切れない関係を、神と人との関係になぞっているのかもしれません。 ベートーヴェン捏造 かげはら史帆 河出文庫(2023年11月20日発行・初版) ベートーヴェンの姿が捏造された、と怒り狂う人々の系譜につながる現代のノンフィクション作家の著作です。私には、どうでもいい、暴いたことで誰の得になるのか、と思うのですが、時間と労力を使っても、真実を明らかにしたいという人がこの世にはたくさんいるようです。 ことばと思考 今井むつみ 岩波新書(2023年10月5日発行) 私の興味のドツボにハマる本なのですが、事例があまりに微に入り細に入りで、読んでいて疲れてきてしまいました。特に全く聞いたことのないマイナーな言語の語彙を説明に使われると、ちょっとお手上げという感じでした。でも言葉が思考に大きく影響を与えることは確認できました。 雑談の一流、二流、三流 桐生稔 アスカ(2020年7月26日発行) 私が思っていることを整理し、図式化、文章化してくれた本という感じがしました。ただいざ雑談を楽しみ始めてしまうと、この人のいう三流の人間の言うようなことを結構話している自分に気づきます。いつも一流の雑談をしようとすると、雑談の楽しみがなくなってしまうと思います。 翻訳&通訳なら桜コンサルタント社にお任せ! Tel: +603-5638 3001 info@sakura.net.my http://www.sakura.net.my