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平和とは何か、清貧の思想、神の国と世界の回復、僕たちが何者でもなかった頃の

乱読のかけら (2022年3月​)

平和とは何か

W.ブルッゲマン

教文館(2018年9月30日発行・初版)
小友聡・宮嵜薫訳
この本は、いわゆる現代の世界の戦争と平和の平和論ではなく、聖書が描く様々な平和の記述と教会の状況から平和とは何かを探り、かつ私たち自身に平和を創造する者として何をなすべきかを問い掛けている本です。聖書や教会に関する知識のない人には読みにくい本かもしれません。

清貧の思想

中野孝次

草思社
(1993年9月17日発行)
清貧は私の最も理想とする生き方でありながら、現実には全く実践できていません。心では清貧に生きたいと願いつつ、暴飲暴食をし、ブクブク太っている私です。日本の伝統の中に、清貧の思想があり、多くの偉人たちが清貧に生きたことを知り、改めてその人たちに習いたいと思いました。

神の国と世界の回復

稲垣久和編

教文館
(2018年9月30日発行・初版)
私は賀川豊彦のことを語る説教を聞いて、キリスト教に入信しましたが、賀川豊彦自身のことはあまり知りませんでした。この本には賀川豊彦が大正、昭和の日本で貧困に苦しむ人たちの救済のために、社会運動を通して、神の国を日本で実現しようとした歴史が中心に書かれています。

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

山中伸弥他

文春文庫
(2017年5月15日発行)
山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一の4人の講演と永田和宏との対談を記録した本です。それぞれに分野の頂点を極めた人たちが、頂点を極める前の若い頃の話はとても意外でした。この本は若い人にぜひ読んでもらい、将来、ある分野の頂点を極めて欲しいと願っています。

日本二千六百年史

大川周明

毎日ワンズ
(2017年11月25日発行)
大川周明は東京裁判で頭がおかしくなって東條英機の頭を叩いた右翼の思想家というイメージしかありませんでしたが、この本を読んで、実は素晴らしい歴史家であることが分かりました。こんな装丁ではなく、内容に相応しい、もっと格調高い装丁でこの本を売るべきだと思います。

万葉集から古代を読みとく

上野誠

ちくま新書
(2017年5月10日発行・初版)
万葉集は中学生、高校生の頃に夢中になり、数百首を暗誦していました。暗誦と言っても、犬養孝先生の犬養流の詩吟のような読み方で歌って覚えていました。この本を読んで、万葉集の研究が40年間にかなり進んだということが分かり、また万葉集を読んでみようと思いました。

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