Hello Malaysia

環境団体、日本とマレーシアに対しCCSの取りやめを要求

環境団体は21日、日本政府とマレーシア政府に対し、炭素回収貯留(CCS)技術を促進しないよう求める公開書簡を提出した。 マレーシアの最新ニュース LATEST NEWS 2024年4月1日 【マレーシア最新ニュース】 環境団体、日本とマレーシアに対しCCSの取りやめを要求 国際環境ネットワーク「フレンズ・オブ・ジ・アース(FoE)インターナショナル」のメンバーである、環境団体サハバット・アラム・マレーシア(FoEマレーシア)とFoEジャパンは21日、日本政府とマレーシア政府に対し、炭素回収貯留(CCS)技術を促進しないよう求める公開書簡を提出した。 二酸化炭素(CO2)の排出量が多い日本では、マレーシアを含む他国へのCO2輸出を積極的に検討しており、海外CCSバリューチェーン構築に向けた共同検討に関する覚書の締結などを行っている。 両団体は、マレーシアのようなグローバル・サウスの国々にCO2を投棄することは、「歴史的に多くの温室効果ガスを排出してきた国々がより多くの気候変動対策への責任をとる」という気候正義の原則に根本的に反しており、 またCCSはリスクが大きく、コストも高い有効性の立証されていない技術であり、長期的な責任を伴うと主張。このような技術に依存することは、日本の気候変動対策を遅らせるだけだとして、輸出を行わないよう求めている。 FoEジャパン事務局次長で気候変動・エネルギーキャンペーナーの深草亜悠美氏は、これまでも多くのCCS事業が高いコストと技術的困難により失敗してきたとし、日本にはまだ商業規模のCCS事業は存在せず、技術的・財政的な障壁があると説明。日本政府が公然と、他国にCO2を輸出する方が安価な選択肢であると主張しているのは恥ずべきことであり、日本政府は気候変動への公平性の原則とその歴史的責任に基づいて、より高い排出削減目標を設定し、こうした誤った解決策の推進をやめるべきだと述べた。 FoEマレーシアのミーナクシ・ラーマン代表は、他国から輸出されたCO2を受け入れることは、マレーシア自身の排出削減努力を台無しにすることになるとし、マレーシア政府に対し、富裕国からの廃棄物をこれ以上受け入れないよう要求すると言明。マレーシアは、世界のあらゆる廃棄物の投棄場所となるべきではないと述べた。 https://hellomalaysia.com.my/news-230517−003https://hellomalaysia.com.my/news-230510-002 提供:ASIA INFONET asiainfonet.com #マレーシア #マレーシアニュース #マレーシア現地情報 #日本語情報誌 #二酸化炭素#マレーシア #国際環境#マレーシア#ハローマレーシア #パノーラ #環境団体#炭素回収貯留#マレーシア生活 #クアラルンプール#Panora#マレーシア#Hellomalaysia #Malaysia #KL#ASEAN#KualaLumpur #マレーシア情報 #マレーシアグルメ #マレーシアフリーペーパー その他のニュース OTHER NEWS リンギは上昇、外国人の株式保有も増加=楽天トレード予想 2024年3月25日 米国、欧州で予想される利下げを背景に、リンギ為替は上昇し、年末までに対米ドル相場で4.50-4.55リンギまで値上がりすると… 空港利用で乗り継ぎ税を導入、出国税も見直し 2024年3月22日 マレーシア航空委員会(MAVCOM)は12日、国際便で出国する旅客に対する旅客サービス税(PSC)を6月1日付で見直すと発表した。… 1月末時点のMM2H利用者は5万6066人=観光相 2024年3月21日 外国人の長期滞在を奨励するマレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)プログラムの利用者数は… リンギ相場でグーグルが誤報、中銀が説明要求へ 2024年3月20日 マレーシア中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は16日、グーグルが15日に間違ったリンギ・米ドル相場を掲載し、それがソーシャルメディアで共有されたと発表した。… 中古車仲介「マイトゥカー」が「カロ・マレーシア」に改称 2024年3月20日 中古車仲介のオンラインプラットフォーム「マイトゥカー」を運営するカロは、ブランド名「マイトゥカー」を「カロ・マレーシア」に変更… シンガポールの検問所2カ所、19日からQRコードの利用を開始 2024年3月19日 シンガポール入国管理局(ICA)は、マレーシアから車でシンガポールに入国する場合、入国審査でパスポートの代わりに… その他のニュース