イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相（兼国防相）は19日、近く雇用パス・カテゴリー1（EP1）の外国人駐在員に対してマレーシア入国の際に出入国管理局からの事前許可の許可が不要になると発表した。
　ただし上級幹部であることが前提で、出発前にスクリーニングを受ける必要がある。陰性の場合、「グリーンゾーン」国の場合は入国後の自宅隔離も不要となるが、情報アプリ「マイセジャテラ（MySejahtera）」のインストールが求められる。
　なお「グリーンゾーン」の定義について、サブリ氏は▽シンガポール▽ブルネイ▽ニュージーランド▽豪州——の4カ国を挙げており、保健省のノール・ヒシャム事務次官の発言と異なり日本と韓国は含まれていない。

＜駐在員の家族の帰国も可能に＞
　サブリ上級相は22日、マレーシア国外に在住している外国人駐在員の家族がマレーシアに入国することは認められると言明した。ただマレーシア到着時にトラブルにならないように事前に出入国管理局に申請することを推奨するという。