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【Vol 2】「東洋医学的・理想の生活リズム」

先月から始まった、本コラムでは、当地に生活する日本人の皆様が直面するであろう健康に関するお悩みや、東洋医学的な視点から見た日常生活のアドバイスについてコラムを書いていきます。第2回目の今回は、東洋医学における生活リズム「子午流注(しごるちゅう)」についてです。 東洋医学の考えでは、「子午流注」という、体の中の「気」と「血」が循環する順番と、最も活発な時間があります。それに合わせて日常生活を整えると、健康維持に役に立ちます。完璧にこのリズムに合わせて生活をするのはなかなか難しいことですが、朝ごはんや夕食を摂り終える時間、就寝時間など、自分で取り入れられるところから始めてみるとよいですね。では、ここからは、東洋医学的・理想的な生活リズムをご紹介します。

子午流中の具体的な中身を知ろう!

1時~3時

肝臓のデトックス機能が活発になる時。この時間に起きていると汚れた血液が巡りやすく、病気にかかりやいです。

5時~7時

1日の中で大腸が最も活発に。この時間帯に起床して排便する習慣を作ると健康的な1日の始まりに。

7時~9時

消化が最も盛んで栄養補充にいい時間なので、朝食を摂るに最適。東洋医学では、できれば調理した温かい食事を、急がずに食べるのがよいとされます。

9時~11時

脾臓が朝食を消化し、栄養が全身に行き渡るので、仕事や勉強に集中できる時間。

15時~17時

膀胱が排尿と体液を整える時間。この時間の排尿は我慢せず、上手に体の熱を排出しましょう。膀胱の経絡は大脳に繋がっているので、この時間も仕事や勉強にいい時間です。

19時~21時

心包という心臓を包む膜が血液循環を調整し、邪気が心臓に入るのをプロテクト。21 時以降は食べないように 、また、お風呂や足湯でリラックスするのがいいですね。

21時~23時

三焦という気や体液の経路が活発化。1日の疲労を癒やし身体をリセットするので、この時間帯に身体をクールダウンさせ、就寝準備を。

お話を伺ったのは

身(み)ヒーリング漢方鍼灸治療センター
エミ・タン先生
健康科学・東洋医学の博士号を持つエミ先生は、メルボルンのRMIT大学、西シドニー大学で教鞭を執り、東京有明医療大学で客員講師を務めた経験があります。日本語が堪能で、日本人患者多数。女性ならではの悩みにも優しく対応してくれます。

Mi Healing
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