Hello Malaysia

golfcol皆さんこんにちは。ゴルフの調子はいかがでしょうか。今週は4月に

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

Tiger is BACK!

 皆さんこんにちは。ゴルフの調子はいかがでしょうか。今週は4月に開催されたマスターズについてお話します。世界中のゴルフファンやオーガスタにいるほとんどのパトロン達が、タイガーウッズの優勝を望みそれが現実になったことに歓喜した大会でしたね。私もその一人でした。タイガーのサンデーバックナインの13番、15番、16番で3つのバーディーを取った瞬間、地鳴りのような歓声がオーガスタを包み、他の組で同じトーナメントを戦っているはずの選手達ですら、それを忘れてタイガーの完全復活優勝への道のりが気になって仕方ありませんでした。自分のプレー中にもかかわらず同じオーガスタに居られることに感謝してしまうほどだったといいます。タイガーは18番の第2打でグリーン右手前に外し、グリーンに向かって歩くタイガーにパトロン達が「タイガー!タイガー!」とコールを送る。それでも「まだわからない」とタイガーの表情は緩みませんでした。ゴルフの怖さを知るタイガーは最後の最後まで「今できること」に集中していました。優勝の瞬間、「よく辛抱した、あなたが勝っていいんだよ」とゴルフの神様、オーガスタの女神がダイガーを許してくれたようでした。その後「お父さんより(サッカーの)メッシの方がすごい」と言ってタイガーを苦笑させた息子のチャーリー君と「見てたか!」と言わんばかりに何度も抱擁。娘のサムちゃん、母のクルティーダさんとも抱き合いました。

「母親も来てくれたし、子供が祝福してくれて、父親として嬉しい瞬間だった。22年前(1997年大会で優勝した時は)父が喜んで迎えてくれた。今回は息子が喜んでくれた。父としての役割を果たせた気がする」と語りました。またタイガーチルドレンと言われるリッキー・ファウラー、サンダーシャフェレ、ジャスティン・トーマス、ザックジョンソン、バッバワトソン、ブルックスケプカらがクラブハウス前で出迎え祝福しました。サンダーシャフェレは「自分のプレーは悪くなかった。僕は今日歴史的な出来事の目撃者だったんだと思う。凄くクールなことだよね。アーメンコーナー(11番~13番)や15番、16番といった歴史あるホールでタイガーのプレーで大歓声が巻き起こっていた。僕はそれを聞きながら終盤のホールをプレーしていた。自分を鼓舞したんだけどね(笑)。マスターズは今回が2年目でしたけど本当に貴重な経験をさせてもらいました」と語った。ゴルフは自分でプレーするのが最も楽しくて、次に生で観戦することが楽しいもの。でもこの日の歓喜の瞬間、私はテレビで観戦しているにも関わらず心からゴルファーでよかったと感じ、体は震えていました。それはきっと私だけではないのではないでしょうか。ありがとうタイガーウッズ!

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