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エミ医師にインタビュー!

身(み)ヒーリング漢方鍼灸治療センター
院長 エミ・タン医師
健康科学・東洋医学の博士号を持つエミ先生は、メルボルンのRMIT大学、西シドニー大学で教鞭を執り、東京有明医療大学で客員講師を務めた経験があります。日本語が堪能なので、相談や女性特有の体のお悩みにも日本語で優しく対応してくれるので安心です。

Mi Healing Healthcare Centre
(身(み)ヒーリング漢方鍼灸治療センター)

C-G-02, Capital 3, Oasis Square, No. 2, Jalan PJU 1A/7A, Ara Damansara, 47301 PJ.
営業時間:月、水、木、金:9am-7pm、土日:10am-6pm、火曜休診
電話番号: +6017-373-9897 (日本語・WhatsApp可)
www.mihealing.com.my/日本語

Q1. 東洋医学では、身体を温めることが熟眠に繋がるという考え方があると聞きますが、体のどの部分を、1日のどの時間帯に温めるのが効果的ですか?
東洋医学では、なるべくいつでも身体を温かく保つことが健康に繋がるという考え方があります。身体の生理的機能には、陰陽の「陽気」が必要と考えられており、身体の陽気が少ない場合は冷えやすくなったり、生理機能を維持できなくなり、色々な不調や病状が現れる可能性があります。

若い方や健康な人の場合は、身体の陽気が十分にあるため、身体を意図的に温めなくても熟眠できる場合が多いと思います。でも、年齢が上がったり、冷え性の方の場合、身体を温めることで熟眠できるようになります。東洋医学では、熟眠するためには、夜7〜9時の間にお腹や腰にお灸療法をしたり、足湯をすることをお勧めしています。夕食後1時間以上経ってから行うとより効果的ですね。

Q2. 当地で、不眠に悩む日本人は多いです。貴院で本格的に治療したい場合、どのような施術のオプションがありますか?
まず考えられるのが、鍼治療です(初診RM180、再診RM150)。当院では総合的な治療を大切にしているので、患者さんのコンディションによって、必要な施術(例えば鍼、お灸、吸い玉、耳鍼等)が同治療に含まれています。不眠症の場合は、鍼治療と耳鍼療法をよく行いますね。

ちなみに、冷え性の患者さんには、お灸を使う場合が多いです。お灸と言うと、受けたことがない方も多いかもしれませんが、痛みは全くなく、むしろ熱さが心地よく感じる優しい療法です。熱さも患者さんによって調節しますので、熱い場合は遠慮なく伝えてくださいね。お灸の後は体が温かくなりますが、薄着は禁物ですよ。急性の不眠症の場合は、通常、週に1回の治療を2〜4回続けると症状が劇的に改善します。家で自分で行えるお灸もあるので、興味のある方はご相談ください(棒お灸1個RM2、煙の出ない棒お灸1個RM3)。