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マレーシアの祝日

多民族国家のマレーシアには、1年を通じて4つの新年があると言われますが、それは1月1日の元旦の他、マレー系、中華系、インド系の各民族(宗教)の暦にちなんだ新年があるためで、そうした各民族の新年には、ショッピングモールでの装飾や、関連の記念セールが催され、国内にお祝いムードが高まります。祝日ひとつとっても、各民族、各宗教がお互いを尊重しあい共存しているマレーシアならではのユニークな特徴ですね。もうひとつマレーシアの祝日で特徴的なことは、国内すべての州で一緒に祝う「国の祝日」と州ごとに異なる「州の祝日」の大きく2つがあること。例えばKL市内は祝日なのにお隣のセランゴール州は通常勤務など、日本から来られたばかりの方、特にビジネス関連では戸惑うこともあるかもしれません。またマレーシアの祝日で、特に各民族の新年には、お店が数日間休業になったり、ホームタウンに帰省する人々で大規模な帰省渋滞が発生したりするので旅行の計画を立てる場合は注意が必要です。

年に4回ある新年

1月1日 元旦
国際的な新年。各民族には別の日に新年があるためマレーシアでは翌2日からは普段通りの日常に戻るので、日本人は拍子抜けするかも。

2月10-12日 中国正月(中華系)
旧暦の新年で、縁起が良いとされる赤い色の装飾や、ライオンダンス、爆竹などで、特に中華系が多いKL市内では各所で盛大に祝われます。

4月10日 ハリラヤ(マレー系)
ラマダン(断食)明けの祝日で、イスラム教にとっての新年。オープンハウスと呼ばれる誰でも参加可能なイベントで食事が振る舞われます。

10月31日 ディパバリ(インド系)
ヒンドゥー教の新年で、別名「光の祭典」とも呼ばれ、派手な花火や電飾、着色されたお米を使ったカラフルなアートで祝います。