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Childbirth

出産

マレーシアでの出産を考えている方へ向けた情報ページです。現地の病院事情や医療制度、出産費用、必要な手続きなど、安心して出産を迎えるためのポイントを分かりやすくご紹介します。日本との違いや注意点も含め、妊娠から出産後まで役立つ情報をお届けします。
※RM1=35円

現地で出産、日本へ帰国の判断基準は?

マレーシアで出産するか日本へ帰国するかを決める際の重要な判断基準の1つは、こちらでのサポート体制が整っているかどうかです。他にお子さんがいる場合、親族やメイドさんなど子どもの世話をしてくれる人がいるか、日本から家族が手伝いに来られるかを考慮することが大切です。日本での出産を選ぶ場合は、受け入れ先の環境が整っているかと、受け入れの条件等も確認しておく必要があります。マレーシアには産褥センターと呼ばれる施設があり、出産後の母親と新生児のケアを提供しています。さらに、自宅に泊まり込みで母子の世話をする産褥あまさんと呼ばれる人もいます。こうしたサポートを活用すれば、帰国せずとも安心して出産が可能です。

医療水準:日本や世界との比較

医療水準は東南アジアの中でも高く、先進的な医療技術が導入されています。出産に関する基本的なケアは日本と同等の水準で提供されており、マレーシアの病院は欧米基準を採用しているところが多いです。また、日本よりも無痛分娩が一般的に行われています。

病院の選び方

立地:自宅や勤務先からのアクセスが良いか
設備:NICU(新生児集中治療室)の有無、無痛分娩の可否、緊急対応の体制
費用:一般的な出産費用と追加費用の確認
口コミ:他の日本人の体験談を参考にする。病院を視察する

通訳サービス
医療用語や細かなニュアンスの違いに不安を感じることがあれば、日本語通訳のサポートを利用するのがお勧めです。私立病院では日本語通訳が常駐しているところがあります。

出産費用

出産方法によって異なり、病室の種類や入院日数によっても費用が変動します。パンタイ病院の費用相場は以下の通りです。
自然分娩: RM10,000~
無痛分娩:RM12,000~
帝王切開:RM19,000~

追加費用

妊婦健診(超音波検査、血液検査など)
無痛分娩の麻酔費用
産後ケアや新生児検査の費用
外来診察、入院中の追加薬剤やビタミン剤

保険適用の可能性

海外旅行及び現地保険:通常、出産費用は対象外
海外駐在員保険:企業が提供する駐在員向け保険では、出産費用がカバーされる場合がある

まとめ

マレーシアでの出産は、高い医療水準のもとで行われ、特に産後のケア体制も整っており、安心して出産を迎えることができます。また言葉の壁に関しては日本語通訳を利用できますので、ご自身の状況に合った選択が大切です。

ジェリリー医師
Pantai Hospital Kuala Lumpur
T. +603-2296-0888
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