Hello Malaysia

カフェ

もちろん場所によって、価格帯は千差万別ですが、スターバックス等お洒落なカフェともなると1杯の値段も日本でお茶するのとあまり変わりません。

当地のカフェで本格的なコーヒーは飲めますか?

ここ数年で日本や欧米並みにお洒落なカフェが急増しているマレーシア。経済の発展・成長と共に、あらゆる物価が高騰していますが、中でも「カフェ」はその筆頭で、わずかこの10年弱の間に、日本のカフェと変わらないレベルの本格的なお店が急増しています。元々当地でお茶する、といえば、庶民の台所ともいえる屋台で、1杯RM2〜3(56〜84円)に満たない安価なコーヒーや紅茶を楽しむことを指し、一方で商談やデートなどの特別な機会に限り、1杯RM10〜15(280〜420円)はするスターバックスやコーヒービーン、または高級ホテルのカフェを利用する等、目的に応じて二極化していましたが、最近ではその垣根が曖昧になり、ランチの後に誰もが気軽にスターバックスに立ち寄るなど、特別な目的が無くても屋台でお茶する予算の5〜6倍のお金を払って本格的なコーヒーを楽しむスタイルが珍しくなくなっています。背景には、所得水準が上がっていることもありますが、当地の人々にとって、食を楽しむことは人生を楽しむことであり、”美味しいものの為ならどこへでも行く”というような食に対するフットワークの良さも相まって、現在では、郊外にもスタイリッシュで味にも定評があるカフェが数多くオープンしています。質の高いコーヒーやケーキにはそれ相応の値段を支払うことが当然、といった今の日本のような感覚が育っていて、今後も更なる進化が期待できそうです。

取材協力:Jaya Grocer®
www.jayagrocer.com

※RM1 = 28円