golfcolパッティングラインを読むとき、皆さんはどんなイメージを持っていますか?
好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ
パッティングのラインは「3等分」で読む
パッティングラインを読むとき、皆さんはどんなイメージを持っていますか?一本の「線」として読もうとすると、距離が長くなるほど曖昧になり、感覚頼りになりがちです。そこでおすすめなのが、パッティングラインを3等分し、「線」ではなく「面」と「角度」で読む方法です。どんな距離のパットでも、ラインを前半・中盤・後半の3つに分けて考えることで、ボールの動きが一気に立体的に見えてきます。
① 前半の1/3|転がり出しの「面」例えば3メートルのスライスラインを想像してください。まず、カップから一番遠い前半の1メートル。ここではボールはまだスピードがあり、傾斜の影響を受けにくいゾーンです。この部分は「ほぼまっすぐ転がる面」をイメージします。大切なのは「どこに曲がるか」ではなく、この面が本当にフラットなのか、それともわずかに傾いているのかを感じ取ることです。
② 中盤の1/3|変化が出始める「面」次に中盤の1メートル。
ここからボールのスピードが少し落ち、グリーンの傾斜が影響し始めます。このゾーンでは、ボールが少しずつ右に流れていく面をイメージします。ただし注意点があります。グリーンは単純ではありません。一見スライスに見えても、この中盤の「面」だけが逆に左に傾いていることも珍しくないのです。だからこそ、中盤は特に慎重に。足裏の感覚や低い位置からの目線で、面の向きと角度を丁寧に読み取ります。
③ 後半の1/3|勝負を決める「面」最後のカップに近い1メートル。ここではボールのスピードが最も落ち、傾斜の影響を最大限に受けます。ボールははっきりと右に曲がり、カップのやや左側から転がり落ちる面をイメージします。この「最後の面」がはっきり見えると、「どこに打ち出せばいいか」「どれくらい強さが必要か」が自然と決まってきます。ポイントは「角度」と「面」を想像すること。この読み方で一番大切なのは、それぞれの面が、どのくらいの角度で傾いているかをイメージすることです。ラインを一本の線で読むのではなく、「面が連続してつながっている」と考えることで、グリーンの複雑な起伏にも対応できるようになります。
特に、中盤で傾斜が逆になるケースはスリーパットの原因になりやすいポイント。「きっと右だろう」と決めつけず、常に疑いながらグリーンを読む姿勢が、カップインの確率を確実に高めてくれます。
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