スクリーニング検査とは、症状の現れていない人に対して、病気を見つける目的で行う検査です。特に大腸がん(CRC)はマレーシアで2番目に多いがんで、がんによる死亡原因の第3位です。
世界的に、50歳未満の人の大腸がん発症率は急速に増加しており、大腸がんは進行すると症状を来すことがありますが、基本的には自覚症状がないことが多く、CRCの70%は末期(ステージ3および4)で診断されているという驚くべきデータもあります。一方で、スクリーニング検査による早期診断によって早期に発見された場合、CRCは治療が非常に容易ながんの1つでもあります。
無症状の段階で大腸がんを早期に発見するためには、大腸がん検診を始めとした様々な検査を行うことが重要で、特に50歳以上の人は、自覚症状がなかったり健康状態が良かったとしても、大腸がん発見のため、大腸内視鏡検査を受けるよう多くのかかりつけ医が勧めています。