9月20日水曜日の昨夜20時より、KLCCペトロナスフィルハーモニックホールにて、MPOオーケストラと加藤登紀子さんによるコンサートが行われました。日本からもファンの方が駆けつけた他、多くの在マ日本人も会場に足を運び、パノーラ編集部も公演の様子を取材してきました。

「百万本のバラ」「愛のくらし」「知床旅情」「今あなたに歌いたい」などの名曲を演奏、日本語と英語を交えながらのトーク、そして、当地の方も楽しめるよう、世界的に知られたジョンレノンの「imagine」や、アンコールでは、マレーシアの曲「Getaran Jiwa」をマレー語で歌うなど、まさにマレーシア公演のために構成された内容でした。

長年歌手として活動されてきた加藤登紀子さん。ゆえに、世代によって「加藤登紀子さんと言えば」の枕言葉に続く曲に違いがあるのではないでしょうか。私にとって、加藤登紀子さんと言えば、ジブリ作品「紅の豚」で使用されていた「さくらんぼの実る頃」と「時には昔の話を」が特に印象深く、ジブリファンの1人として、本コンサート第一幕の4曲目と5曲目にこれらの曲が演奏された時は、ジーナが酒場で歌うあのシーンが頭に浮かび、まさに感動のひとときでした。

約1時間半行われたコンサート。登紀子さんの手拍子や掛け声によって、会場が一体感に包まれる瞬間がありつつも、全体を通して、会場が登紀子さんの歌に魅了され、静かに耳を傾け聴いていたのが印象的でした。

御年79歳の登紀子さん。まだまだ現役で歌い続けていってほしいですね。