pradcol今回ご紹介するのは、当院の患者さんの一人、サラさんの不妊治療
はじめに
今回ご紹介するのは、当院の患者さんの一人、サラさんの不妊治療のお話です。実はこの経験をきっかけに、私自身も伝統的中医学 (TCM) を用いて、不妊の問題に直面している人々を癒し、そして希望に導くことが、プラクティショナーとして私に与えられた使命となりました。
サラさんの抱えていた問題
当時35歳だったサラさんは結婚して3年になりますが、なかなか妊娠できませんでした。一度体外受精を受けたものの、残念ながら失敗に終わりました。原因の一つとして考えられたのは彼女の体質です。診察すると彼女の身体は気（エネルギー）と血液の両方が不足しており、そのため月経不順を起こしていただけでなく、普段の生活においても、いつも疲労感を感じ、また貧血による“めまい”を頻繁に起こしている状態でした。
治療
今回、サラさんの治療には鍼、灸、中国のハーブ療法を統合した、彼女の体質に合わせたTCMアプローチを行いました。まずは彼女の「気」を充実させ、妊娠に耐えうる身体のコンディションを整えることを最優先に治療法を選択。中国のハーブ療法は、身体的側面と精神的側面の両方に効果がありますので、治療を開始してから彼女の健康や精神状態が日に日に改善されていくのを実感しました。
妊娠の兆候が
時間が経つにつれて、彼女の身体はTCMの治療に積極的に反応。サラさんの身体に気力と活力が充実していくのがわかりました。一方で、私たちが望んだ最も重要な変化は、彼女が希望を取り戻すことであり、そして希望を取り戻したときに彼女の挑戦において極めて重要な瞬間を迎えました。そうです、妊娠の兆候が現れ始め、ついに妊娠検査薬が陽性の反応を示したのです！私自身も、サラさんが母親になるまでの過程で中医学が果たした役割を実感したとき、サラさんの喜びの涙は私の涙と同じ意味を持つものでした。
物語の終わりに
サラさんの今回の体験は、不妊体質に悩む女性の問題解決におけるTCMの可能性を示しています。 実際、彼女の妊娠中、私は常に体調の変化に気を使い、無事に出産日を迎えられるよう注力しましたが、こうした個人の体質に合わせた鍼や灸、ハーブ療法の調和のとれたTCMのアプローチは、精神的な癒しを与え、体質改善に寄与し、大切な夢の実現へと導くことを証明したと感じています。
治療費について
治療費 ： RM200～RM400/回（個人の体調・状態によります）
治療内容 ： 鍼灸・腹部指圧、漢方薬の他、健康相談を含みます。
「ムーンライズ鍼灸医療センター」
2022年にモントキアラに開院した「ムーンライズ鍼灸医療センター」は、中医学の経験を積んだ女性中医師が、鍼治療、カッピング、健康相談を含む「バランシング治療」を行っています。不妊治療の他、慣れない生活環境に適応しようとする上で起こりうる、様々な不快感（背中や首の痛み、不眠、腹痛、ストレス）を解消します。男性の方も気軽にご相談ください。
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