Hello Malaysia

precolりんごの収穫はまだもう少し先ですが、年中手に入るりんごで色々なお

フレンチアップルタルト

材料 (26-28cm タルト型又はケーキ型)
薄力粉 ••••• 200g
無塩バター ••••• 100g
全卵 ••••• 1個
氷水 ••••• 大匙1〜2
砂糖 ••••• 大匙 1
塩 ••••• 1つまみ

りんご ••••• 10〜11個
ブランデー又はラム酒 ••••• 大匙1
シナモンパウダー ••••• 小匙1/3
ブラウンシュガー ••••• 大匙 2
レモン汁 ••••• 小匙 2
アプリコットジャム ••••• 大匙 2
無塩バター ••••• 30g
パウダーシュガー ••••• 少々

作り方
❶ 生地を作る。事前に冷やしておいた薄力粉をボウルに取り、冷やしたバターを加えスケッパー又は木しゃもじで手早く切るようにして混ぜ、大まかに混ざったら両手を使いサラサラに近い状態迄手早く粉とバターを馴染ませる。全卵を加え
サックリ混ぜ氷水大匙1も加えて手早く混ぜながら一纏めにする。生地が硬いようなら残りの氷水を加える。ボウルにラップをして冷蔵庫で最低1時間寝かせる。
❷ りんご5個は皮を剥き芯を取り八つ切り、更に小さく切り鍋に入れる。レモン汁、ブラウンシュガー、シナモンパウダーと合わせ蓋をして弱目の中火で時々様子を見ながら柔らかくなるまで蒸し煮にする。火から下ろし粗熱を取ってからマッシャー又はバーミキサーでピュレ状にし、ブランデー又はラム酒を加え常温迄冷ます。
❸ タルト型又はケーキ型に分量外のバター少々を型の底と側面に塗り薄力粉少々を回しがけする。①の生地を取り出し10分程置いた後に麺棒で7〜8mm厚さ、型より一回り大き目に延ばし型に敷いて行く。タルト型ではふちより少し高めに延ばした切り口面を丸める様にするか指で摘む様にする。ケーキ型では側面の高さに注意。
❹ オーブンを220℃にセットする。 残りのりんごは皮を剥き芯を取り4つ切り、量が多いので4つ切り後にレモン汁(分量外)を回しかけて極力変色を遅らせる。
❺ ③の型に②のアップルピュレを丁寧に敷き詰める。④の4つ切りりんごを3〜4mmの薄切りを切ったそこからピュレの上に底が見えぬ様にずらし重ねながら並べる。時計回り、逆時計回りに並べると出来上がりが綺麗。中央は切れ端等を2-3段重ねる。ちぎったバターを5-6ヶ所に分けて散らしオーブンへ!220℃で約25分焼いたら温度を190℃に下げて更に30分程、綺麗な焼き色が付くまで焼く。冷ましてこのままでパウダーシュガーを振るのも良いかも。アプリコットジャムをお湯少々でゆるめて(アプリコテ)りんご全体に塗り拡げる。余り冷やさず、好みでホイップクリームを添えても良く合う。

ちょっとひと言
りんごの収穫はまだもう少し先ですが、年中手に入るりんごで色々なお菓子作りは楽しいものです。同じ生地を使ってりんご以外のフルーツでも出来ますし、生地を砂糖抜きにすればキッシュや塩味系タルトにも使える便利もの♥タルト以外に薄く延ばした生地を長めの短冊に切り、卵黄を刷毛で塗ってから粉チーズやパプリカパウダー、乾燥ハーブ等を乗せてオーブンでパリッと焼くのもオシャレ♥

PROFILE
ドイツにも「愛は胃の腑から」という言い回しがあります。周りの人に食べさせたくて、あっという間に約30年。料理できなくなるその日まで、ハードで楽しいシェフ業を続けるつもりです。(料理研究家 佐知子)