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pradcol日本では、昭和感あふれるデザインや歌が若者に大人気な昨今。

日本では、昭和感あふれるデザインや歌が若者に大人気な昨今。当地のスーパーにも、歴史を感じるパッケージが印象的な商品がズラリと並んでいます。ちょっと気になるけど中身はどうなの?…と言う読者の皆様の素朴な疑問を解消すべく、ジャヤグローサー協賛のもと、実際にトライしてみました。

取材協力:Jaya Grocer, The Starling Mall
Tel: +603-7662 5428

Lee Kum Kee Premium Oyster Sauce RM10.70/255g

香港に本社を置く、由緒ある調味料ブランド「李錦記」。同社は1888年の創業時に、同オイスターソースの製造販売から始まったことを知る人は少ないかも。鮮度の高い牡蠣から抽出したエキスを使っているそうで、編集ようこが普段使っている、同量入ってRM2程度の某品に比べると、少量で味が決まります。そう考えたら、こちらの方がコスパがいいですね。

シンプルに、青菜炒めにすると、牡蠣の深い旨味が引き立ちます。

KVS Brand Organic Food Grade Rose Water RM1.50/150ml

ボトルデザインは、全く「ローズ」らしくないのですが、バラの香りが付いた、食用のローズウォーターです。インドや東南アジア各国では、お菓子作り等によく使われているのだとか。今回は、「リプ○ン」の紅茶に入れてお手軽ローズティーに挑戦してみましたが、人工的なバラ香が強く、また、注ぎ口が広く大量に入れてしまったせいで、ナチュラルで高貴な香りのローズティーとは程遠い味わいに。焼き菓子に使ったら、少しは人工香料感が薄れるかもしれません。

バラ香がかなり強いので、お茶1カップに対して小さじ1/2杯から試すといいかも。

Tianjin Preserved Vegetable RM4.50/250g

当地のスーパーでは昔から売られているブランドながら、編集部で食べたことのあるスタッフがゼロだったこちら。中身は、天津の白菜を細かく刻んで、塩漬けにしたもので、陶器の入れ物の中にはラップ状のものが入っており、その中に塩漬け白菜がぎっしり。ラップの上部は塩で蓋がされ、そのまま食べるとかなり塩っぱいので、ひと晩塩抜きしてから使うのがいいかも。肝心のお味は、ニンニクが利いていて、炒飯やインスタントの塩ラーメン、卵焼き、ゴーヤチャンプルーに入れると超美味です。是非お試しあれ。

写真左が塩漬けの白菜、右が一晩水に浸けて塩抜きしたもの。搾菜程クセがなく、旨味足し用に使うといいですね。

Cheong Chan Elephant Cooking Caramel RM6.20/375ml

独特のパッケージデザインが目を引く調理用カラメルソース。写真右の「Hing Wah」より、粘度高め&甘さも強めで、照り焼きチキンに合いそうかなとも思ったのですが、今回親子丼の割下として使ってみたら、これが大正解。これだけで味が決まり、美味しそうな照りも出て便利です。好みで出汁や醤油、調理酒を足して使用すると使い勝手が広がりますよ。

カラメル効果か、鶏肉にいい照りが出ます。ちなみに、ボトルがプラスチック製なので、軽くて持ちやすい。

Hing Wah Kicap Soya Pekat RM6.99/630ml

サバ州の調味料ブランド「Hing Wah」の調理用カラメルソース。カラメルと言っても、塩味もかなり利いているので、日本の煮物にも使えます。ちなみに同品で大根のおでんを作ると、専門店のような、味が染み込んだ深い色&味わいになります!

上部のプラスチックキャップは繊細な作りなので、開ける時はそ〜っとね。

Cap Rusa Sesame Oil RM9/315ml

パッケージからは何の調味料分かりにくく、スーパーで見かけても何となく手が出せていなかった、こちらのゴマ油。今回試してみたら、少量使っただけでも、焙煎されたゴマの深い味わいがガツンときて、これはめっけ物でした。手頃な価格も魅力で、今度からこれを指名買いします。

キュウリの和え物やチョレギサラダの風味が格上げされる、高級感のある香り。

Greatwall Black Vinegar RM6.25 /635g

こちらの中国黒酢は、数百年の歴史を持つ「Greatwall(万里の長城)」ブランドのもの。黒酢独特のクセがあまりなく、小籠包で有名な「鼎○豊」で出される黒酢と激似なお味。尚、ラベルにある「浙江」の酢とは、中国の浙江省発祥の酢の一種で、赤みを帯びた色が特徴。中華風スープ、餃子や小籠包、冷奴やポン酢の代用まで、用途の幅広さを十二分に発揮してくれますよ。

和食・中華問わず活用できる、万能選手です。

Narcissus Rice Vinegar RM3.40/250ml

中国は福建省から届いた米酢は、日本の一般的な米酢と比べると色が透明。味は日本の米酢ほど酸味や後味は強くないものの、遜色無く活用できます。この値段なら、写真のようなキャロットラペ等サラダのドレッシングや餃子のつけダレ用に、普段使いしやすいですね。

少量ずつ出せるよう、注ぎ口に工夫あり。それでこの価格は、なかなかリーズナブルですね。

Habhal’s Sweet Sauce RM6.20/500g

扇のマークがトレードマークの「Habhal’s」ブランド。同品は、ボトルに「Sweet Sauce」とある通り、トマトケチャップの激甘版。当地の「マク○ナルド」にありそうな感じですね。お子様でも食べやすい気がしますが、ボトルのどこにも原材料が書かれていないので、編集部としては、何を使って作られているのか、とても気になりました。

タイ産チリソースにありがちな「唐辛子の種」は見当たりません。

Peace Brand Pure Pepper Powder RM3.50/40g

マレーシアの地図がどーんと描かれた白胡椒パウダーということで、てっきりマレーシア産と思いきや、タイ産ということに面食らった同品。試しに、ナゲットにかけて味わってみると、いわゆるガリガリとグラインドするタイプの胡椒に比べて、香りも味もかなりマイルド(笑)。言うなれば屋台によく置いてあるアレですね。どちらかと言うと、肉や野菜の下味に使う位が丁度良さそうです。

中身の胡椒をジッパー付き袋で保存すると、香りの飛びを遅められそうですね。

Huat Tuck Almond Powder RM16.50/500g

チャイナドレスのマダムが妖艶なこちらは、マレーシア産の杏仁ドリンクパウダー。パッケージの漢字にある通り、朝晩飲むことで肺が潤い美肌効果もあるそう(本当かな?)。砂糖が入っていますが、甘味はかなり控えめで、日本人好みの微糖な味わい。ゼラチンで固めたら杏仁豆腐にもなります。

パウダーは熱湯を使わないと溶けないので要注意。冷たくして飲む場合は、熱湯で溶かしてから冷やしましょう。

Taj Mahal Papadom RM2.60 /100g

レンチン20秒で、みるみる膨れるパパダムチップス。レンズ豆から作られた薄いおせんべいで、当地では、インド系屋台のバナナリーフ・ミックスライスのお供として定番ですよね。インドカレーに多用されるスパイス「クミン」の香りがかなり強めなので、慣れていない方なら日本のカレーに添えると食べやすいかも。

噛むうちに豆のホクホクとした素朴な風味が広がります。塩気強めで、シンプルだけど後を引く味。