Hello Malaysia

golfcol皆さんこんにちは。ゴルフの調子はいかがでしょうか。今年のマレー

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

気取らないグリーン周りからの寄せ方

 皆さんこんにちは。ゴルフの調子はいかがでしょうか。今年のマレーシアは雨季でもないのに雨が多いようです。テンプラーパークCCのフェアウェイも例年より柔らかくゴルフが難しく感じます。そんなコースコンディションが私たちのゴルフを鍛えてくれるからゴルフは楽しいのでしょうね。

 さて今週は「気取らないグリーン周りからの寄せ方」についてお話します。ダイ・リースというかつてベンホーガンらと競った選手がこんな言葉を残しています。「グリーン周りから、決まってウェッジを使う気取り屋がいる。パターで転がすのは沽券(人の値打ち)に関わると思っているのだろうか。そんな人物を私は信用しない」。私のゴルフのレッスンでは、8番・9番アイアンでのアプローチを推奨しています。特にマレーシアのコースコンディションに適しているからなのですが。これまで何人かの生徒さんから「8番・9番アイアンで寄せるのはカッコ悪くないですか?」という質問がありましたので、実際にグリーン周りのアプローチの同じ状況からウェッジと8番・9番で打ってもらいました。結果は一目瞭然で、8番・9番の方が寄るのです。「8番・9番で寄るのとウェッジで寄らないのと、どちらがカッコ悪いですか?」とお聞きしましたら、「寄らないウェッジの方がカッコ悪いです」というお返事でした。私もダイ・リースが言うようにまずはパターでの寄せの可能性を検討すべきだと思っています。パターで寄せられそうな状況なら、それが一番ミスの可能性が低い方法ですからね。でもパターでは ちょっとグリーン周りの芝に食われてしまいそうだなという場合は、8番・9番での転がすアプローチが有効なのです。日本のゴルフコースは実は世界で最もウェッジでアプローチがし易い環境にあります。これは高麗芝がそうさせるのです。なので、プロもアマチュアも沽券に関わるなんて思っていなくてもウェッジでアプローチをするのが当然のようになっています。でも残念ながらマレーシアでは、日本の高麗芝のようにウェッジで簡単にボールが上げられるアプローチの状況にならないことが多い。ならばマレーシアのコースのコンディションにあった最も確率が高い方法を選ぶべきなのです。幸いマレーシアは日本と違って天然芝からアプローチの練習ができる環境が整っています。2週間もすれば削られた芝がまた生えてきて綺麗に戻るからです。多くの方に、マレーシアに居る間にぜひ「気取らない」寄せ方を覚えていただきたいと思います。

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