イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相（兼国防相）は、政府が新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大防止のために策定した標準的運用手順（SOP）について、90％以上の事業所が遵守していると述べた。
　6月2日には国内取引消費者行政省が2,121カ所の事業所に立ち入り検査を実施し、1,872カ所がSOPに準拠していることが分かった。準拠していないことが判明した146カ所については助言を行ない、3カ所対しては警告を行なった。
　6月2日には許可なしに州境を越えようとしたために戻るように命じられた車両は93台あり、地域別ではパハン州（38台）、マラッカ州（27台）、セランゴール州（24カ所）の順で多かった。また行動制限令（MCO）違反で拘束したのは56人で、違反キップの件数は88件となった。
　一方サブリ氏は、事業所による過剰な措置についても言及。フェイスマスクの着用やQRコードによる訪問者の登録については奨励しているものの義務づけてはいないと指摘した。また飲食店の営業許可についても州ごとに独自の対応をとっている場合があることから、連邦政府のガイドライン（午後10時まで）に従うよう求めた。