モハマド・ラジ教育相は、学校再開に向けた標準的運用手順（SOP）を発表。校内に立ち入る前の検温や教室内での昼食、社会的距離をとるなどの指針を明らかにした。

　同省は学校の再開時期については明らかにしていないが、「フリー・マレーシア・トゥデー」は消息筋の話として、SOP準拠のための準備が必要であったり教室不足などから、再開されるのは当面中学校だけで、小学校については再開が2021年になる見通しだと報じた。

　検温により体温が37.5度以上の場合には帰宅させる。各学校には隔離室を設け、何らかの症状のある生徒を待機させ、保護者や保健所に報告する。教室や実験室では生徒の机の距離を1メートル空ける。

　昼食は教室で摂ることとし、食堂使用は段階的とする。生徒は包装された食事を購入することになり、食堂に生徒が集まらないよう配慮する。職員室についても社会的距離を空けることを求める。

　学生寮に対してもSOPを定めており、ベッドとベットの間隔を1メートル以上空ける。食堂での社会距離を空けるよう配慮する。