自分より上手い上級者と積極的にラウンドすることで自然と真似するようになります。元々人間の脳にはミラーニューロンという「物真似神経」なるものが備わっているからなのですが。「自分は下手くそだから」「上手な人に迷惑になるから」などと思わずに、厚かましく「上手な人から何か吸収しよう」と積極的に一緒にプレーした方が上達が早いのです。私の経験では高校から大学まで硬式野球をやった際、高校１年生で当時大学野球で全国制覇を達成したチームの練習に入れてもらえていたこと。その日本一の大学生の中に同じ内野手の宮本慎也さん（元ヤクルトスワローズ）がいて真似したこと。ゴルフでは島田幸作先生（元日本ゴルフツアー機構会長で日本オープンなど通算１９勝）に弟子入りし、兄弟子の現役ツアープロの方々と一緒に練習やラウンドができたこと。もちろん島田幸作先生にも一緒にラウンドして頂き私の何がツアーで通用して何が足りないのかを教えて頂けたこと。
自分が上手になるためにミラーニューロンが活用できる環境に身を置くことが大切なことだと思っています。お気に入りのプロの真似をするのも良いと思います。それはゴルフが下手でも構わないのです。上手な人達の懐に飛び込む勇気さえあれば良い。マレーシアに来られたばかりの方で取引先や同僚の方々に毎週の様にゴルフに誘われるそのゴルフ熱に圧倒されている方も少なくないでしょう。「いや自分はまだまだ下手なので」とか「もうちょっと練習してから」とばかり言ってないで勇気を出して上手な人達の中に飛び込んでみてはいかがでしょうか。きっと数年後マレーシアを離れる時に「あの時勇気を出して飛び込んで良かったな」と思うはずですよ。