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golfcolマレーシアのラフでは、これは芝?(カウグラス)という幅広の草

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

マレーシアのラフの打ち方

マレーシアのラフでは、これは芝?(カウグラス)という幅広の草がボールを囲みます。「力を入れないと草に負けてしまう」と思いがちです。そんなラフでも実は力はいらないのですが、ご存知でしたか。写真①をご覧下さい。ボールはラフの中に埋もれていますが、よく見るとボールの下側の空間(赤丸スペース)にも草があってボールは草の中間付近に止まっているのが解ります。つまりボールは地面から少し浮いた位置にあるのです。ショットを行う前にこのボールのライの状況判断が大切になるのですが、皆さんの判断はいかがでしょうか。もし誤った判断をしてゴルフクラブをボールの下側の赤丸スペースに入れてしまうと写真②のクラブフェースの上部にボールが当たったり、だるま落としのようになって全く飛距離がでなくなるのです。でも多くの方は「いや~マレーシアのラフは強くて力が無いと出ないな~」とか「ラフのせいでボールが飛んでいないんだ」と勘違いしていることが多いのも事実。写真①の青いラインの少し下に写真②のスイートスポットが当たるようになるとラフから上手く脱出できます。つまりハーフトップになるくらいの意識で良いのです。草の上半分をゴルフクラブで刈り取る感じ。決して草を根こそぎ土が見えるくらい打ち込まないこと。実際のコースでは、見た目には「ボールが浮いている」と判断しにくい状況が多いので、なれるまでは難しいのですが。ついついラフの中のボールを見ると力が入ってしまう男性は特に注意が必要です。どうぞお試しください。

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