「失敗したらどうしよう」って思ってコースでプレーしていると思考が停止してしまいどうやってボールを打てばいいかわからなくてなってしまいます。例えば幅10cmの板に乗って落ちないように練習場でゴルフスイングをしてボールを打ってみてくださいと言われたら、まあまあできる人が多いと思います。でもこの幅10cmの板がビルの屋上から屋上に橋のように架けられていてその板の上でスイングしてボールを打ってくださいといわれたらできなくなってしまいませんか？足や手がガクガク震えたり、バランスを崩して落ちることを恐れたり。立つだけならまだしもそこでゴルフスイングしてボールを打つなんてちょっと恐ろしくてできないと思ってしまう人がほとんどではないでしょうか。でもゴルフコースでナイスショットをするってこういう恐ろしさを乗り越えた先にあるものなんです。平らじゃなく傾斜があったり、打ち上げ打ち下ろし、池や川や木やバンカーを越えたり。「ちょっと怖くてできない」と思ってしまいそうなことの目白押しなんです。テレビに映っているトーナメントプロ達だって同じ。映像観てると何ともないかのように淡々とやって平常心でプレーしているように見えると思いますが、同じ人間です。「ちょっと怖くてできない」と思う自分を乗り越えてビルの屋上の10cmの板の上でスイングするような気持ちでボールを打っているのです。このゾクゾクするような状況こそがゴルフなのです。アマチュアゴルファーでゴルフ場会員の方ならクラブチャンピオン杯などのクラブ競技に参加すると「ちょっと怖くてできない」と思ってしまう自分と戦うことでしょう。普段できることが競技になると怖くてできない未熟な自分を知ることなります。初心者の方なら毎ショットそんな気持ちになってボロボロになって辞めたくなることもあるでしょう。それがゴルフです。コースではメンタルが9割。甘くないからゴルフは面白いのです。そんな経験をどう次に活かすのか。その方法を学んでいきましょうね。