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golfcol私は8歳の子供の頃に初めてゴルフクラブを握りました。兵庫県の田舎で周り

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

ゴルフの原点

私は8歳の子供の頃に初めてゴルフクラブを握りました。兵庫県の田舎で周りは田んぼや山だらけ。池や川があって魚釣り、鰻取り、沢エビ取り、ザリガニ取り、カブトムシ、クワガタ、蝉やトンボなどの虫取り、蛍鑑賞ができる自然に恵まれた地域でした。祖父母の田植えや稲刈り、畑仕事のお手伝いもしました。そんな環境の中、父がお付き合いでゴルフをしていたため興味を持ちました。最初はパターから。家の中でカーペットの上でボールを転がしているのを真似しましたが、カップがありません。これでは面白くない。そこで私は母親に何か空き缶はないかと相談しました。するとツナ缶の大きさが丁度ゴルフのカップと同じだということで早速庭にスコップで穴を開け空き缶を埋めました。これでボールをカップインする練習ができると思ったのですが、庭ですのでボールが綺麗に転がりません。そこでカップの周りの土を半径2〜3mくらいを整地して固めてボールが転がるようにしました。これで練習グリーンの完成です。この練習したお陰でしょうか、今でもパッティングが得意です笑。でもこのカップは雨が降ると水が溜まってしまいます。そこで空き缶の底に穴を開けて水がたまらないようにしました。グリーンは土を固めているだけで芝はありませんから超高速です。次にショットの練習をしたい8歳の私は父にクラブが欲しいと言いました。父は自分の古いクラブを1本短く切り私用に作ってくれました。これでショットの練習ができます。車で3分程のところに大きな練習場がありましたが、お金も掛かりますので練習場には行けません。そこで私は近所の田んぼでショットの練習を始めました。ボールを2〜3個ポケットに入れて、稲刈りされた田んぼの根にボールをティアップ?してボールを打ちました。田んぼでは誰もアドバイスをしてくれる訳ではないので中々上手くいきません。でも家では岡本綾子プロや中島常幸プロのレッスンビデオを見て真似をしていました。そうやって練習していると段々できてくるのです。そんなある日打った1球がとんでもなく飛んで近所の人の家の屋根に「か〜ん!」と当たったのです。あまりに飛んでしまったので自分でもびっくり。ボールを飛ばす面白さを知った瞬間でした。それとルールブックを読んで将来のコースデビューに備えていました。その後私のコースデビューは12歳の時、父の駐在に帯同したマレーシアのサウジャナ(パームコース)でした。最初のハーフのスコアーは58。田んぼと空き缶のお陰です笑。

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