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golfcol日本のゴルフ雑誌やネットのゴルフ記事の多くは記者やライターが書い

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

コラムを自分で書く

日本のゴルフ雑誌やネットのゴルフ記事の多くは記者やライターが書いています。テレビやネットで有名なプロやコーチの記事なども、多くは記者やライターによる代筆のものが多いのです。おそらく多くのプロやコーチはゴルフの感覚を持って言っているのだけれど、それを聞いて書いている記者やライターにはゴルフの感覚は無いまま文章を書いているかも。極端な場合、ゴルフのスコアーが130ぐらいの腕前の記者やライターが、ゴルフの感覚が無いままプロやコーチの感覚を理解しているかのように文章にしてしまっているのです。これでは伝わるべきことが正しく伝わりません。じゃあ、プロやコーチが自分で書けば良いではないか。実際ゴルフに限らず日本のスポーツ界は子供の頃から一般的な勉強にはあまり時間を割かず、残念ながら文章を自分で書くことが苦手なスポーツ選手もいるため、喋れるけど文章は記者やライターにお任せという人が結構いるのです。また、多くゴルフのプロやコーチは子供の頃からゴルフをやってきているため、感覚でゴルフを覚えています。自分では解る感覚も人に伝えるとなると結構難しいので、言葉による表現力が豊富でないことが多いのです。そういう意味では正しく情報が伝わりずらいのが今の日本のゴルフ界やスポーツ界の現状かもしれません。さらに日本のゴルフ界やスポーツ界が発展するためには、自分の感覚を自分の言葉で誰にでも解るように伝えられる選手が指導者になる時代が来て欲しいものだと思っています。これには言葉の勉強と訓練が必要となります。プロやオリンピックレベルの選手になるには、子供の頃から技術練習を最低1万時間以上はしなくてはなりません。この現役の1万以上の時間で掴んだ感覚的なものを言語化する習慣が備わっていれば、現役を退老いた後も伝道者としての道が開けてきます。毎週や毎月発売される日本のゴルフ雑誌やスポーツ雑誌の内容が選手出身の伝道者が自分で書いているものになってくるともっとクオリティーの高いものになってくるのだろうと思っています。

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