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golfcolゴルフのボールを転がしてカップインするところをグリーンと言います。各ホー

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

グリーンスピード

ゴルフのボールを転がしてカップインするところをグリーンと言います。各ホールに1つづつグリーンが作られていて上り下り左右の傾斜があります。グリーンの芝はフェアウェイやラフよりも短く刈り込まれていてほとんどのコースではフェアウェイやラフとグリーンの芝の種類が違います。グリーンキーパーというコースを整備する方達の腕の見せ所の一つが表題の「グリーンスピード」になります。どのくらい質の良いグリーンに仕上げられるかなのですが、その質の高さの指標の一つが「グリーンスピード」です。通常写真①のように10.08.0というフィートで表示します。これは写真②のようなスティンプメーターというレールのような物にボールを乗せてある角度まで手で持ち上げてボールを転がし、そのボールが何フィート転がるかをテストします。平らなところで3球転がしてその平均距離をフィートで計測します。通常営業のゴルフ場でグリーンスピードが10.0フィート出ていれば十分速いグリーンと言えます。また8.0フィートだと遅く感じたり、逆に12フィートまで出ているととんでもなく速く感じます。例えばマスターズが開催されるオーガスタナショナルGCのようなグリーンは通称「ガラスのグリーン」と言われ13.5フィートくらいのスピードで名手達でも四苦八苦するほどの仕上がりになっています。特に速いグリーンの下り傾斜のパッティングは距離感を合わせるのが難しく3パットしてしまうことがあるのもこれが大きな要因です。プロのトーナメントで下りのパッティングを残さないようにしてますよね。「グリーンスピード13.5フィート下り1m入れれば優勝賞金100万ドル」震える手で正確なパッティングが求められるのがゴルフの面白いところです。

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