Hello Malaysia

golfcol皆さんこんにちは。マレーシアでのゴルフ生活を楽しんでいらっしゃ

好評連載ゴルフコラム一球一球心を込めて…
鈴木秀純
テンプラーパークCC所属プロKL日本人学校卒のPGAプロ

「常に何かしら間違っている」のがゴルフ

 皆さんこんにちは。マレーシアでのゴルフ生活を楽しんでいらっしゃいますでしょうか。マレーシアでは年間50ラウンドは普通の回数と言えますね。これが日本で「年間50ラウンドしてます」と言うと「かなりハマってますね」なんて反応が返ってきますが、ゴルフはただラウンドをして場数を踏めば上達するものでもないのが、やっかいなところです。この機会にぜひマレーシアで正しい練習をしていただきたいと思います。

 さて今週はゴルフというのは「常に何かしら間違ってしまっているもの」というお話です。自分が常に正しいと思うことで頭を埋め尽くすのではなく、2~3割くらいはニュートラルにしておいて、自分を客観視しながら間違いを直す心つもりと治すための引き出しが必要だと思っているべきかもしれません。

 ゴルフは頭のスポーツと言われます。実際に初心者の方が初めてコースをラウンドすると「こんなに忙しいものだとは思わなかった」と感じるくらいです。一見ゴルフは歩きながらゆったりプレーしているように感じるでしょう。でも、実際は短い時間の中でいろんな情報の「収集」「分析」「判断」「実行」「成功」「エラー」を繰り返すスポーツなのです。ここで主な「ゴルフの情報」をあげてみましょう。ライの判断、傾斜の判断、風の読み、距離計算、クラブ選択、グリーンのラインの読み、アドレスの向き、ボール位置、重心バランス、フェースの向き、身体とクラブのタイミング(しなりとねじれ)などなど。他にもありますが、ざっと10個以上あるのです。これらの情報を毎ショット数十秒の時間のなかで処理をしていけなければならないため、 「常に何かしら間違ってしまっているもの」なのです。

 特に日本人は世界でもとても優秀な民族なのですが、失敗に対しての寛容さが足りない傾向にあるかもしれませんね。ゴルフをやりはじめたあるお母さんが「私、子供に優しくなりました」とおっしゃることがあります。大人も完璧ではありませんから、2~3割のニュートラルな部分を持ちながら、「間違ったら治す」を繰り返し「収集」「分析」「判断」「実行」「成功」「エラー」の過程でゴルフを成長させていけるようにしてみてください。

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