Hello Malaysia

昨晩はついつい深酒してしまった!できれば外に出て専門店の麺を食べたいけど、このフラフラの状態で車を運転する余裕はない!そんな時にはとりあえず「カップ麺」で凌ごう…呑兵衛によくあるパターンですよね。そこで編集部では、地元のスーパーで見かける地元のカップ麺を試食してみました。

飲んだ次の日にお世話になる人も多いですよね。せっかくの海外生活、日系製品の外国版も試してみませんか?

昔懐かしい味わいに癒やされます。

Nissin – Sesame Oil Flavour RM5.90/110g

1968年に日清食品が発売したロングセラー「出前一丁」。昔懐かしい醤油味のスープに、食べる直前に添付の「胡麻ラー油」を加えるスタイルはマレーシアでも変わりません。パノーラとしては、出前一丁といえば”袋入り”を鍋で作るバージョンしか知らず、カップ麺スタイルは今回始めてのトライ。さて肝心のお味ですが、ひと口目で「あれ?日本で食べるのと同じ味やん!」とちょっぴり嬉しいサプライズ。「香りまで美味しい!」とCMで言ってましたが、確かに胡麻油の香ばしい香りが大いに食欲をそそります。大型の器でスープの量もたっぷりなので、軽い脱水症状に陥る二日酔いの日には、最後の一滴まで飲み干しそう。

「からみそ」の名に恥じない、濃厚な味噌テイスト。

Maggi Fusian – Karai Miso RM5.60/115g

スイスの食品会社「ネスレ」が1974年から販売するインスタントヌードルの国際ブランドが「Maggie(マギー)」。マレーシアにおいては、インスタントヌードルとしては、日本の「カップヌードル」より知名度が高く、まさに代名詞的存在です。マギーと言えば、次に紹介する「チキン味」や「カレー味」など、素朴な味わいで人気ですが、最近になって、この「からみそ」みたいな凝ったコンセプトのヌープも出すようになりました。高級感あるパッケージのとおり、深みのある辛味噌テイストは日本人の嗜好をも十二分に満足させる本格的な味わいで、思わず「うまい!うまい!うまい!」と3回も叫んでしまいました。

パッケージに日本語で「からいみそ」って書いてあります。もうこの時点で期待度マックス。海外ブランドでここまで本格的な味噌味は初めての体験です。(営業しのえ)

ピリ辛とかいうレベルではありません。

Nissin – Mala Flavour RM4.20/71g

「出前一丁」の方が先輩やった!てっきり「カップヌードル」の方が先に発売されていたと思ってたらこちらの発売は1971年なんです。ただし、カップヌードルは”カップ麺”としては世界初なんで、それが印象として残ってたんですね。さて「麻辣味(マーラー味)」といえば、日本では期間限定で発売された「花椒シビうま激辛麻辣味」がありますが、マレーシアのスーパーで売られるこちらも、痺れるほどの激辛です。二日酔い時にこの辛さは刺激が強すぎかもしれませんが、普段から辛いものに目がない方には、これくらいでないと目が覚めないかも。いずれにしてもスープを飲み干すのは至難の技です。

辛そうな油で黒光りするスープの表面を見ると、食する前から緊張を強いられ。意を決して口を近づけると刺激的な麻香でムセました(笑)。(営業みか)

日本に帰国したら、たまに食べたくなるんだろうなぁ~というのがマギーのインスタント麺。このシンプルな味わいは唯一無二な存在ですね。

これぞマギー!なチキン味が病みつきに。

Maggi – Roasted Sesame Chicken RM3.49/91g

「からみそ」も美味しかったけど、やっぱマギーのカップ麺はこの味じゃなきゃね~。それがこの「炒胡麻チキン味」。でも貴方の知る“あの”チキン味ではありませんよ。そう、マギー王道のチキン味にごま油の風味を加えて「チキンライス風」に仕上げたのがコチラ。「チキンライス風?ゲテモノやん!」って思った貴方、その認識は捨ててください。スッキリとしていて、それでいて旨味溢れるチキン出汁とごま油の豊かな香りのコンビがなんとも滋味で、二日酔いで疲弊した胃と食欲を優しく労ってくれること請け合いです。

魚の出汁風味の、あっさりした味わい。

White – Fish Broth Cup Noodle RM3.70/75g

「White(ホワイト)」の名前どおりに、魚貝テイストの白濁したスープで、あっさりして食べやすい反面、この「魚の出汁ベース」というのが日本ではあまり見かけないコンセプトなので、食べ慣れない分、好みが分かれるかも。まあ二日酔いの時にはこの特徴の無さがかえって良いのかもしれないけど、「うぅ…二日酔いだぁ…カップ麺食べた~い」って時には、「醤油味」とか、「味噌味」とか、「塩味」とか、を選んだほうが、より満足感を得られること間違い無いと思います。はい。

地味なパッケージで、食する前からなんとなくテンションが低めだったのですが、優しくあっさりしたスープは、二日酔いの日には、これはこれでアリかも。(デザイナーイレイン)

あれ?そんなに辛くないぞー!

Samyang – Kimchi Ramen Big Bowl RM5.90 / 110g

韓国で1年間に消費されるインスタント麺はおよそ39億食といわれ、世界一のインスタントヌードル消費大国です。そんな韓国を代表するインスタント麺といえば「辛」ブランドが日本でも有名ですが、今回はあえて「辛」以外のブランドを試食してみました。「kimuchi(キムチ)」の名のとおりスープは韓国のカップ麺でありがちな典型的な、あのキムチ味ですが、特徴としては「辛」よりも随分マイルドな、というか薄い味わいで、二日酔いにはかえってこちらの方が食べやすいかも。

あれ?全然辛くない…そんな第一印象でした。まあ、今回のテーマが「二日酔いの時に食べたいカップ麺」なんでアリだけど、平時ならやっぱ「辛」を選ぶかな。(編集ようこ)