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2023年4月1日

【マレーシア最新ニュース】

ISKLの子育てワークショップについて

保護者選出の理事会を持ち、保護者の手により運営される学校であるインターナショナルスクール·オブ·クアラルンプール(ISKL)では、生徒と保護者、そして教職員が、お互いをパートナーとして連携しています。当校では、生徒にとって学ぶことが自身の幸福や満足感につながるよう、保護者会(PTA) と共に、65カ国からなるISKLの多様なコミュニティに役立つ各種ワークショップを開催しています。

新しい学年や学校、キャンパス、居住国、また最近では新型コロナウイルスのパンデミックによる予想外の影響など、トランジション(移行期)にはさまざまな変化が伴います。研究によれば、建設的なワークショップは生涯にわたるスキルや習慣を育む上で大きな影響を与えることが分かっています。こうした点を踏まえて、ISKLのワークショップはデータ分析に基づいて監修されており、新しく来られるご家族のニーズにもすぐに役立つものとなっています。

<初等部 (ES) の子育てワークショップ>

•『Parenting Younger Students in the Digital Age』は、子どもたちが安心できるオープンな環境で生産的な学習を行う上で、小学生のお子さんを持つ保護者の方々にとって参考となる内容です。効果的なオンライン学習の方法、プライバシーの境界線、スクリーンタイムの設定、またライブラリーで利用できるリソースなどのトピックが扱われます。

•『Understanding and Learning for the Younger Years』では、子どもたちが成果につながる充実した学習を行い、“考える力”(批判的思考)を身につけられるよう、算数や読み書きにおいて親とお子さんが連携して取り組むように促します。

•『The Art of Mindfulness』では、マインドフルネスの秘訣と題して幸せのメソッドを紹介します。呼吸法の実演やグラウンディングのテクニック、Cosmic Kids、Headspace、Calmといったオンラインアプリや関連するビデオなどをご紹介します。

• 子どもが自分自身について知り、自分の周りの世界に自信を持てるようになるためには、『Self-regulation & Co-Regulation at Home』はとても重要です。このワークショップおよびビデオプログラムでは、子どもの気持ちを理解し、お子さんが人生で経験するさまざまな問題にうまく対応できるよう、またそこから何かを学んで成長していけるか、親としてどのようにサポートできるかが扱われます。

•『Strategies to Enhance Well-being』では、環境の変化を経験する中でも家族の幸福感を育むために何ができるか、現実的で、かつ実際に役立つ方法をお伝えします。S.T.O.P.メソッド(立ち止まる、深呼吸する、自分と周囲をよく見る、また進む)を用い、どのようにすればセルフケアの意識を高められるかが学べます。新型コロナウイルスの世界的大流行がトランジションに与える影響や、予期せぬ変化に対しポジティブに適応する方法についても扱われます。

•『Supporting your Child Through a Transition』 では、目まぐるしく変化する時代において、物事に区切りをつけて新たな機会に目を向けるよう促しつつ、お子さんの幸せを育むには、保護者のみなさんに主体となって頂くことが大切です。RAFTの考え方(現状の受け入れ、肯定、区切りと別れ、今後の目標)を用いて、簡単なアクティビティをしながら、初等部 (ES) のカウンセラーがトランジションにおけるネガティブな影響となり得る点を見つけていきます。

<中等部 (MS) および高等部 (HS) の子育てワークショップ>

•『Finding Balance in a Digital World』というのは、常にニーズの高いテーマです。新型コロナ以前は、お子さんのスクリーンタイムを減らすためどのように機器の使用を管理すればよいか、多くの親御さんがさまざまな方法を模索しておられたことでしょう。しかし、パンデミック中、そしてパンデミック後もデジタル機器の利用は、かつてないほど急激に増加しました。中等部 (MS) のカウンセラーが、各種の効果的な方法やツール、また書籍のリソースを活用して、保護者のみなさんがお子さんに電子メディアの使い方を適切にアドバイスできるようアシストします。

•『Movement within the Community』においては、中等部 (MS) および高等部 (HS) のカウンセラーが、これから移動する家族が自信を持ち、前向きな気持ちで次の目的地へと向かえるよう、効果が実証されているさまざまな方法をご紹介します。少人数のディスカッショングループでは、保護者のみなさんにそれぞれ感じている悩みや不安、体験談、対処法などをお互いにシェアして頂くことで、親同士で支え合う機会となります。また、親子間のブレインストーミング·セッションも行われます。

• 専門知識を持つ経験豊富な高等部 (HS) のカウンセラーからなるパネルが主催するワークショップ『The Transition to Further Education』では、12年生の生徒を持つ保護者を対象に、高校を卒業し高等教育へと進学するお子さんに対して、何をどのように備えるかを扱います。「CCK(異文化間で育つ子どもたち)モデル」を使い、親のみなさんが感情面での典型的な反応を予測して対処し、率直なコミュニケーションをとれるよう、また子どもが成長して自立する過程において、子どもにとっても、よりスムーズで意味深い経験となるよう促します。

•『Letting Go and Looking Forward』というワークショップは、子どもが自立して子供の巣立ちの機会に保護者や両親が自分自身の役割が喪失したという思いに駆られて、空虚感や喪失感が強まる状態を指す「空の巣症候群」と呼ばれる感情的な反応について、高等部 (HS) のカウンセラーが説明する、『The Transition to Further Education』と連携した内容となっています。このワークショップを通して、親御さんがどのように自分自身のウェルネスを意識できるか、また「手放して前に目を向ける」ことに関連したアイデンティティの再構築をテーマに考えていきます。RAFTの考え方(現状の受け入れ、肯定、区切りと別れ、今後の目標)を再確認すると共に、簡単なアクティビティをしながら、親として必ず通る、人生のこの節目に、自分の経験やうまく対処するヒントなどを保護者同士でシェアして頂く機会となります。

•『Financial Considerations for the Future Beyond』では、資金面でさまざまな個人的事情を持つ生徒が海外の大学への進学を目指す場合の費用について考えます。一連のワークショップを通して、利用可能なオプションについて役立つ情報を資金面の観点からお伝えします。アメリカの大学進学にあたり米国市民ではない生徒が学資援助を申請する方法なども含め、米国の大学制度についての専門知識を持つ高等部 (HS) のカウンセラーがこのワークショップを主催します。

ISKLでは、トランジションに一つとして同じものはない、と考えています。どのトランジションもそれぞれが異なる経験であり、個々の背景や詳細を十分に考慮して対応する必要があるのです。トランジションを経験する生徒や親御さんがISKLコミュニティから受けられるサポート、うまく適応するための方法、またISKLでのトランジション·ケアについてさらに詳しくは、インタラクティブeBook「Transitional Pathways: an ISKL Parenting Guide about Transition」をぜひご覧ください。

インターナショナルスクール·オブ·クアラルンプール (ISKL) について

1965年創立のインターナショナルスクール·オブ·クアラルンプール (ISKL) は、優れた教育機関として国際教育の世界において高い評価を得てきました。ISKLは非営利·男女共学の私立学校で、クアラルンプール中心部にあるキャンパスでは、3歳から18歳までの65か国以上から来た1,600名の生徒が学習しています。

ISKLでは、アメリカ(北米)の教育制度をベースに世界的なベストプラクティスを組み合わせた国際カリキュラムを採用しています。“to prepare our students for life itself”という本校の目標を踏まえた同カリキュラムでは、生徒は生涯にわたる学習の旅路にいるととらえています。ISKLは、生徒が自分の道を切り開き、夢中になって取り組めるものを見つけ、自身の能力を育み、世界にエシカルな影響を与えられるようサポートします。

ISKLはインターナショナルスクール評議会 (CIS)、および米国西部地域私立学校大学協会 (WASC) の認定校です。全学部においてサービスとサステイナビリティに注力しており、「エコスクール」プログラムと「グリーンスクールアライアンス」に加盟しています。

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