Hello Malaysia

featcol日本の縁起物といえば、おせちに入っている鯛や海老、昆布、数の子などが

当地の人はどんな縁起物を食べるの?

日本の縁起物といえば、おせちに入っている鯛や海老、昆布、数の子などがありますね。形だったり食材の特徴だったり、おめでたい由来も様々です。では、マレーシアの人々は縁起物として新年にどんな料理や食材を食べるのでしょうか?クアラルンプールで営業する各種レストランに聞いてみました!

マレー系

幸せの黄色いごはん

マレー系にとっての幸運を呼ぶ食は、ココナッツミルクで炊いてターメリックで色付けしたもち米「プルクニン」です。鮮やかな黄色が幸運や財産を表しています。家内安全を祈ったり、祈りが通じて幸運が訪れた時に食べます。主に結婚式や就職祝い、子どもができたときです。色々な形に整形し、飾り付けて食べることが多いです。当店でも、カフェの時間帯にレンダン(ココナッツミルクと煮込んだお肉)と一緒に食べることができますよ!

Daging Rendang Selangor RM38

シェフ  ワンさん

De.Wan 1958
Lot 2-2 L2 The Linc KL,
No, 360, Jalan Tun Razak,
Taman U Thant, 50400 KL.

中華系

金運と幸運の象徴

中華系の人々は、中華正月の時期になると金運向上や幸運を祈願し、干した藻の一種「髪菜(ファーツァイ)」と、干した牡蠣「蠔豉(ホウシー)」を食べます。いずれも金運向上を意味する「発財(ファーツァイ)」、「良いこと」を意味する「好事(ホウシー)」と発音が同じことから、縁起の良い食材とされています。そんな中華系のしきたりに合わせて、当店では中華正月の季節である1月と2月にこの2つの食材を組み合わせた縁起料理を提供しています。

CNY Fortune Platters RM88(中華正月時期のみ)

マネージャー
ディーンさん

Marco Polo
Chinese Cuisine

84, Jalan Raja Chulan,
Kuala Lumpur, 50200 KL.

インド系

数千年の歴史を持つバター

インド料理に欠かせない「ギー」は、牛乳を煮詰めて水分やタンパク質を取り除いた澄ましバターの一種。昔から神に捧げる供物として使われる神聖な食べ物です。インド人はギーを頻繁に口にしますが、特に10月〜11月に訪れるお祝い「ディパバリ」の料理には欠かせません。スパイスを利かせて加熱すると、まろやかな香りが広がります。当レストランは、インド中南部の都市「ハイデラバード」の伝統スタイルのビリヤニでギーを使っていますよ。

Pork Rib Biryani RM80

シェフ
ジェスワニさん

Meat The Porkers
9M, Jalan Medan Setia 1,
Bukit Damansara,
50490 KL.