ローカルの生理痛対策を教えて!
まずは当地の女性2名に、生理痛を緩和させる民族療法について伺いました。
黒糖なつめ茶
中華系マレーシア人
Ying Yingさん
「黒糖なつめ茶」を、生理の1〜2日目の朝に飲んでいます。飲むと、私の場合、生理痛が一瞬で緩和されるんです。家庭でも作れますが、漢方専門店ではお湯で溶かすだけのキューブタイプが1個RM3程で販売されています。
黒糖なつめ茶の作り方
❶ お湯に生姜スライスを数枚入れる
❷ ①に半分に切ったなつめを2~3個入れ柔らかくまで煮る
❸ ②に適量の黒糖を溶かしながら入れて完成
生姜は生理中の「寒気」を払う働きがあります。生姜の辛さが効いているこのお茶が、胃の中まで温めてくれ、生理痛がラクになります。私は生理痛が重く、さらに冷え性もあるので、毎月このお茶が欠かせません。
なつめは、当地のスーパーでRM3程(250g)と日本の1/8!この黒糖なつめ茶、昔、台湾土産でキューブタイプをいただいて美味しかった懐かしの一品ですが、意外と簡単に作れちゃうんですね。(本誌編集ようこ)
フェヌグリーク・ウォーター
インド系マレーシア人
Eswaryさん
生理痛を緩和する自然の療法として、マメ科のスパイス「フェヌグリーク」を使った「フェヌグリーク・ウォーター」を、生理が始まる前夜か1日目に飲みます。普段は、フィッシュカレーによく使うスパイスなんですが、インド系は、熱のこもった身体を冷やすためにも飲んだりします。
フェヌグリーク・ウォーターの作り方
❶ 1リットルのお湯にフェヌグリークを小さじ1杯入れる
❷ ①の鍋が沸騰したら火を止める。
❸ 明るい茶色になるまで待ってから、飲む
フェヌグリークは、女性ホルモンを活性化させる効果の他にも、母乳の出を良くする効果があると考えられていて、出産後の女性が、このフェヌグリーク・ウォーターを飲むこともあります。味は、ほんのりと苦味がありますが飲みやすいですよ。
フェヌグリークって初めて聞きましたが、スーパーで気軽に購入できる隠れた万能スパイスでした。40g入りでRM2程となかなかお手頃で、試しやすいですね。さすがスパイスを駆使したインド系、と言った生理痛対処法です。