Hello Malaysia

出産

出産率の高いマレーシアでは、出産関連の医療水準も高く、この数年で、当地で出産する日本人家庭も増えています。日本での出産との違いや、かかる費用について理解を深めると、より安心して出産に臨むことができます。

日本に帰らず、当地で出産することは可能ですか?

マレーシアの出産に関する医療技術は世界的にみて高水準で、一時帰国せずに当地で出産する日本人も多くなっています。日本との出産の違いも含め、一般的な流れや費用を知っておくと安心です(以下の料金は全てプリンスコートメディカルセンターの場合)。

出産前

妊婦健診は30週までは月1回、その後37週までは週2回、37週からは週1となるのが一般的です。もし日本で出産する場合は、35週までに帰国します。医師に航空会社へ提出する渡航許可レターをリクエストしてください。初診手続き料はRM50、医師診察料がRM235、エコー代がRM200~500となり、再診料は再診手続き料RM10、医師診察料RM160~、エコー代RM200~500となります(種類や機種によって値段が異なります)。

分娩

分娩には、自然分娩(無痛あり・なしの2種類)と帝王切開があります。出産費用は、自然分娩(1泊2日、無痛を含む)でRM12,000〜15,000、帝王切開(2泊3日)RM16,000~19,000です。部屋の料金は、スタンダード個室で1泊RM280、ジュニアスイートで1泊RM600です。なお、入院手続き時には、保証金を支払う場合がほとんどです。

感染症予防のため、全て個室になっている私立病院もあります。

出産後のお母様の健診回数と費用の目安

産後の産婦人科での健診は1回です。子宮の戻りや会陰切開の傷の確認、帝王切開の場合は傷の確認をします。費用はRM200~となっています。

日本での入院との違い

日本で出産する場合の入院期間は約1週間ですが、当地では2泊ほどで退院される方が多いです。アマさんと呼ばれる通い、あるいは住み込みのお手伝いさんを雇われたり、産後院(ConfinementCentre)を利用される方も増えています。病院にリクエストすれば、退院を延ばすことも可能です。また、マレーシアでは無痛分娩が主流です。出産でほぼ痛みを感じないだけでなく産後もたっぷり体力があり、ゆとりをもって育児ができるのが利点です。

マレーシアの私立病院の中には、室内プールを併設しているところもあり、妊婦さんの血行を改善するために水中で行う体操教室を開いている病院もあります。

当地で受けられる体外受精とその費用の目安

不妊治療(タイミング療法、人工授精、体外受精)が可能です。体外受精の費用の目安はRM20,000~です。

※RM1 = 28円

初めての海外出産が不安という方も、まずは日本人担当にお気軽にご相談ください。

秦 牧子さん
Prince Court Medical Centre
Tel: +603-2160-0000
www.princecourt.com