Hello Malaysia

テイクアウト

コロナ禍以前より、マレーシアでの食生活に無くてはならない存在なのが「お持ち帰り文化(テイクアウト)」。屋台だけでなく、普通の料理店からも、料理はもちろん、熱いスープ、飲み物まで、ほぼ何でもお持ち帰り可能です。

ビニール袋に入れた食べ物を見掛けたのですが、何ですか?

どんな料理・飲み物もほぼ全て持ち帰りが可能

当地ではお持ち帰り(テイクアウト)の習慣が根付いています。スープ系の麺料理(ワンタンミーなど)をはじめ、チャーハンなどの炒め物やフライドチキン、餃子などの揚げ物、果ては氷の入ったアイスコーヒーに至るまで、ほぼどんな料理・飲み物もお持ち帰り可能です。こうしたお持ち帰り文化が定着している背景には、庶民の食の台所としての「屋台」の存在、また共働き家庭が多いことなどが考えられ、当地では朝・昼・晩、3食全てを屋台料理で、という家庭も少なくないので、仕事の帰りに家で待つ家族に屋台に寄って夕食を買って帰る光景は、珍しいものではありません。

屋台で購入したチキンライスは、発砲スチロールの器でお持ち帰り

お持ち帰りは、屋台だけに限るものでは無く、普通のレストランからも注文可能です。特にコロナ禍以降は、入店した際に「店内飲食ですか?お持ち帰りですか?」と聞かれるほどで、人数の入店制限が続く中で、店内で食事をすることに抵抗のある人は、あえてお持ち帰りにしているようです。また、当地ではフードデリバリーも盛んで、日本でも人気の「グラブフード」「フードパンダ」の配達バイクは街中の至るところで見かけます。ちなみに、お持ち帰りという単語は、英語だと「テイクアウェイ」、マレー語では「ブンクス」、中国語(広東語)では「ターパオ」と言います。覚えて使うと食生活がより便利になりますよ。