Hello Malaysia

インターネット

5Gも整備されるマレーシアは、契約プランによっては日本に劣らぬネット環境を利用できます。多くのプロバイダーから利用スタイルにあったプランを選択ください。

ネット環境でストレスを感じることはありますか?

編集部の経験によると「ストレスを感じることはある、でも概ね満足」というのが、正直な感想ですね。「ストレスをたまに感じる」というのは、スピードが一定していないこと、「概ね満足」というのは、スピードが不安定になるのは、たまに起こる現象で、利用時間の8〜9割は仕事に支障のないレベルで使えるので、満足しているという意味です。来マしたばかりの日本人の中には、日本と比べて遅い・不安定と感じる人も少なくありませんが、ネットの速度は、利用する場所やルーターの設置場所、時間帯にも影響を受けているようなので、問題をじたら契約しているプロバイダーに直ちに問い合わせをしましょう。通常は、連絡をしてから早ければ翌日、遅くとも数日内には技術者からの電話での対応指示、それでも解決しない場合はオフィスや自宅に派遣してもらえるでしょう。さて、プランの契約ですが当地では、各インターネットプロバイダーから様々なプランが出ているので、自分が使う容量や予算などに合わせて上手に選びましょう。注意すべきは、「Unlimited」(無制限)契約。無制限と謳っていても、容量を超えるとスピードが格段に遅くなることもあり(特に携帯電話からのネット接続の場合)、その後もアクセスはできるものの動画等はほとんど見ることができなくなります。その場合、容量をトップアップ(追加)できるオプションもあります。また、プランによっては朝〜夜をピーク時間、真夜中をオフピーク時間として、それぞれの時間帯で使える容量を分けているプランなどもありますので、詳細は契約時に必ず確認しておきましょう。

Unifiの家庭用のモデム。契約時に取り付け日を予約し、後日取り付けに来てくれます

大手のネットプロバイダー

❶ Unifi (unifi.com.my)
固定電話回線を扱うTMが提供する、マレーシア最大手のインターネットサービス。最低2年間の契約が条件で、途中解約をすると違約金が課されるため、2年以上当地に住む方にお勧めのサービスです。

❷ Maxis (www.maxis.com.my)
当地での大手インターネットサービス会社のひとつ。同社の携帯電話プラン「Maxis ONEplan」を契約していると、メンバー専用の特別プランがあり、お得に契約できます。

❸ Yes (www.yes.my)
マレーシア最大のコングロマリットのひとつYTLグループの大手インターネットプロバイダー。常時設置しておくルーター型のモデムの他、ポータブルのモデムもあるので、自分のネットの頻度・容量によって選びましょう。

Unifiの家庭用のモデム。契約時に取り付け日を予約し、後日取り付けに来てくれます

Wi-Fi環境

当地では、公共の無料Wi-Fiが充実しており、特にKLでは飲食店に対してWi-Fiの設定を義務づけているので、各飲食店を利用することでインターネットに無料で接続することができます。飲食店でWi-Fiを利用する場合スタッフに尋ねてパスワードを教えてもらう他、大手チェーン店などではレシートに記載されていることもあります。

レンタルWi-Fi

海外でインターネットを使いたい時に使えるレンタルWi-Fiは、海外出張時はもちろん、今や海外旅行時にも必須アイテムの一つです。日本以外への出張・旅行であれば、マレーシアでの手配が安心でしょう。KLIA・KLIA2はもちろん、モントキアラ・ミッドバレー・KLCCでも受取・返却可能なレンタルWi-Fiもあります。500MBや1GBなど1日に使える容量に制限があるものから、無制限のものまであるので、自分のネットの使用頻度に合わせて適切なプランを選べます。価格は日本用で約RM20(約600円)/日~。日本への出張で日本円での支払いを希望する場合は、日本の主要国際空港で受取・返却可能なレンタルWi-Fiがあります。価格目安は約1,300円/日~。尚、充電を気にせず使いたい方は、予備バッテリー(パワーバンク)も併せてレンタルすることをお勧めします。