Hello Malaysia

インスタント食品

屋台でも”料理”として売られるインスタント麺。もしかしたら日本で暮らしていた時よりもインスタント食品に対する需要は高いかも。

日本からカップ麺を持っていく必要はありますか?

世界ラーメン協会が発表した資料(2020年)によると、即席麺の一人当たりの年間消費量は、マレーシアは48.5食(日本は47.2食)になっています。共働き世帯が多いこともあり、インスタント食品に対する需要は非常に高いイメージのあるマレーシアですが、実は日本とほぼ同じくらいの消費量なんですね。さてそんなインスタント麺ですが、地元スーパーの売り場を覗いてみると、日本並みの品揃えで、日本ではあまり見掛けない「ラクサ味」や「ココナッツカレー味」等ご当地ならではのフレーバーをはじめ、タイの「トムヤム味」や韓国の「辛ラーメン」、日本の「出前一丁」に「カップヌードル」、台湾の「午肉麺」等海外メーカー製の製品も多種多様に陳列されているので、需要の大きさを知ると共に、食文化を知る上で大変興味深いです。インスタント麺と言えば、日本ではお湯を注いで作るカップヌードル系が人気ですが、当地においては、鍋や電子レンジで作る「袋入りタイプ」が主流。驚くべきは、こうした袋入りのインスタントヌードルは、屋台やちょっとしたカフェのメニューにもあり、日本人にすると「インスタントヌードルをレストランで注文するの?」と初めは驚きますが、具材としてソーセージやハム、シーフード等それぞれの店ならではのアレンジが加えられていて、料理のカテゴリーとしてひとつのジャンルを確立しています。その他、当地のインスタント食品といえば「お粥」も人気で種類も豊富。ご当地モノとして、中には「コーンスープ味」や「カレー味」等のユニークなお粥もあり、帰省時のお土産にする日本人も少なくありません。

インスタント麺ほどではありませんが、当地では「インスタン卜粥」(RM2.20)の種類も豊富に揃います。

取材協力:Jaya Grocer®
www.jayagrocer.com

※RM1 = 28円