Hello Malaysia

日本と違い、生食で食べる習慣がない「卵」。生食に適さない安価な卵が主流でしたが、最近になって衛生面の意識の高まりから、生食可能な高品質の卵が販売され日本人だけでなく、多くのマレーシア人が買い求めています。

マレーシアの卵で卵がけご飯(TKG)は可能ですか?

当地の食生活で、欠かせない食材の筆頭が「卵」です。ゆで卵や卵焼きは、ナシレマに代表される屋台料理には欠かせないおかずであり、またトーストと一緒に食べる半熟卵(ハーフボイルドエッグ)は朝食の定番でもあったりします。編集部が取材したところによると、消費量も日本人の比では無く、1日に3~4個食べる人も珍しくありません。朝市などでは30個入りのカートン(参考価格:RM12~14/右写真参照)が飛ぶように売れる光景を良く見かけますが、4人家族なら3〜4日で食べ切る家庭も少なくないそうです。ちなみに当地では、生卵を食べる習慣がないこともあり、朝市などでは炎天下でも平気で販売されていますが、最近では、食の安全・衛生面に対する意識の高まりからか、生食が可能とされる高級卵(10個入り:RM10〜12)がよく売れていて、エアコンの効いたスーパーで販売される卵や専用の冷蔵庫で売られるブランド卵に対する需要が高まっているそうです。

さて、マレーシアで販売される卵でTKGは可能かどうかですが、一部のブランド卵で生食可とパッケージに記載のあるものであればTKGが可能です。一方、記載のない、朝市やスーパーで販売される卵での生食は、たとえ半熟でもお勧めしません。

※RM1 = 28円

KL市内の朝市で販売される30個入りの格安の卵。

シャフィー
リャオさん

8mazing Sdn. Bhd.(1266791-M)
Tel. +6010-369-3499
www.kenkori.com

当地の食生活にはなく
てはならない食材です

マレーシアでは、シンガポールなど近隣諸国への輸出用生産を含め、1日で約4千万個の卵が生産されており、この国の主要産業の1つです。マレーシアの人々は民族を問わず、卵を普段の食卓に無くてはならない食材と考えていて、一日に複数個食べる人も珍しくありません。ちなみに当地の人たちは殻が茶色の卵を好む傾向があります。

安心して食べられる安全な卵の選び方

当地で卵を安心して消費するにあたり最も重要なことは、農家が鶏に与えている飼料の品質を知ることです。マレーシア国内には様々な卵ブランドがありますが、その卵の品質を知る最も手っ取り早い方法が、箱に記載されている飼料の特徴や栄養成分値を調べることです。また、マレーシアのスーパーで卵を選ぶ時は、保存方法と消費期限、価格に注意しましょう。当地は常に湿度が高いため、鮮度を保つために専用の冷蔵庫や、エアコンなどできちんと温度調節されている売り場の卵を選ぶと安心です。次に賞味期限ですが、特に外国人である日本の方には、当地の卵を食べ慣れていないことも考えられるため、特に賞味期限に注意を払うことを強くお勧めします。スーパーで、賞味期限が近い卵が安売りされていることがありますが、こうした卵はお勧めしません。また、販売価格にも注意する必要があります。市場に出回る安い卵は、低品質の飼料を使用して、また非衛生的な養鶏場で飼育されているケースが少なくありません。販売価格が高めの卵には、必ずその理由があります。

当地の卵は一般的に黄身の白っぽいものが多いですが、特別な餌で育てられた鶏の鮮やかな黄身の卵もあります。

日本で人気のアスタキサンチン入り卵。当地では「ケンコリ」社が販売。自然食品の専門店や日本米・日本酒を販売する「十九代目鈴木商店」や日系パン屋「八」などで購入できます。

当地で注目を集める「アスタキサンチン入り卵」とは

日本で人気の「アスタキサンチン入り卵」が、当地でも一般消費者・飲食業関係者に注目されています。中でもケンコリの卵は抗生物質、サルモネラ菌、大腸菌フリーの認定を受け、日本製の「アスタキサンチン」と「プロバイオティクス」を鶏に与えて育てられています。当地の一般的な卵と比べると卵黄が赤みがかった色で非常にクリーミーな食感であり、TKGやすき焼きなどで生食も可能です。

生食可能なだけでなく、栄養価も高いアスタキサンチン入り卵。アスタキサンチンには抗酸化作用・皮膚の修復機能がある他、心臓機能や関節痛の改善、男性の生殖能力補助、癌の長期的な治療を助けてくれます。