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pradcolマレーシアに来て何が嬉しかったか!それは、日本ではちょっとお高

地元スーパーで“よく”見かける

マレーシア産のトロピカルフルーツご紹介!

マレーシアに来て何が嬉しかったか!それは、日本ではちょっとお高いトロピカルフルーツが安価で楽しめること。また常夏の気候下ということもあり、気に入ったフルーツは一年中食べられるのも本当に魅力的ですよね。またマレーシアのスーパーには、日本では殆ど見かけない珍しいフルーツも盛り沢山なので、滞在中のこの機会に是非トライしてくださいね。

パイナップル

日本人にもお馴染みのトロピカルフルーツ「パイナップル」は、マレー語では「ナナス(Nenas)」とも呼ばれ、パパイヤ、バナナと並んでマレーシアで人気の3大フルーツのひとつです。

地元産としては、東マレーシアボルネオ島、サラワク州のパイナップルが有名ですが、KL市内のスーパーでは、「Dole(ドール)」ブランドのパイナップルが山積みになっていて、日本人がよく購入しているのも、このドールブランドです。

黄色い果肉は、中華系の間で”黄金”に見立てられ、あなたの金運が末永く続きますようにという「金運アップ」のシンボルとして、旧正月の”おもたせ”に欠かせません。ハリラヤや旧正月などマレーシアのフェスティブシーズンに重宝されるお菓子「パイナップルタルト」も人気ですね。

本誌編集 ようこ

グアバ

こちらもマレーシアで年中栽培されている地元でポピュラーなフルーツ。果肉はリンゴよりも硬く、歯ごたえがしっかりしていて、またドライで淡白な味わいなので栄養価は低いイメージがありますが、強い抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンE、ミネラル、カリウムなど豊富な栄養成分を含むスーパーフードです。

マレーシアやシンガポールで人気のフルーツサラダ系のおやつ「ロジャ(Rojak)」の食材としても使用されるグアバ。日本人の味覚では味噌田楽にも例えられるロジャの濃厚ソースにもこの淡白な味わいがよく合います。

スーパーや道端のフルーツスタンドでよくビニール袋に入れて売られている「カットグアバ」。このカットグアバに欠かせないのが「酢梅粉」という酸っぱいパウダーです。独特の酸味はクセになる味わいで、店頭に必ず置いてあるので是非お試しを(無料)。

ドラゴンフルーツ 

表皮が龍のウロコに見える事から、その名前がついたと言われる「ドラゴンフルーツ」。メキシコ、中南米原産のサボテン科のフルーツです。地元で売られている品種は、果肉が「ホワイト」と「レッド」の2種類が一般的で、レッドの方がより濃厚な甘みを持つので人気です。

正式名称は「ピタヤ(Pitaya)」で、豊富な果汁を含む果肉には小さな種がぎっしり散らばっていて、ほのかな甘みとプチプチした食感を楽しめます。マレーシア国内でも栽培されていて、地元のスーパーで通年で買うことができます。

果肉がより甘いので、普段はレッドを選んでます。ビタミンC、ビタミンB、鉄分に加えてポリフェノールも豊富ということで、特に女性にお勧めですが、赤い果汁が服につくとなかなか取れないので(食べている時に歯も真っ赤になる程)、くれぐれも気をつけてください。

パッションフルーツ

酸味と甘さが程よく、南国をイメージさせる華やかな香りも楽しめる、アメリカ大陸を原生とする「パッションフルーツ」。外皮が紫色の物が日本人には一般的ですが、マレーシアのスーパーでは、黄色のものも見かけるようになりました。ちなみに味を比べると紫色の方が酸味が強いです。

外皮がシワくちゃになったら食べごろで、半分に割ってそのまま食べても美味しいですが、アイスクリームやヨーグルトに入れたり、応用としてサラダドレッシングにしたりするアレンジ方法もあります。

日本ではスーパーなどでどこでも見かけるフルーツではないですが、当地ではどこのスーパーでも売っています。選び方のポイントは、外皮にツヤとハリがあり、目立った傷や割れ目がないもの。全体的に均等に色が付いていて、シワがしっかり入っているものが美味しいとされています。

パパイヤ

もともとはアメリカが原産地ですが、マレーシアのスーパーや市場では、いつでも購入できる果物です。特に旬のシーズンはなく、1年中どこにでも見かける、現地では最も入手しやすいフルーツのひとつです。

マレー語で「バテ(Buah Betik)」とも呼ばれ、果皮が黄色く熟したものはカットしてそのまま食用できます。果肉は、どこか青臭さがある独特の香りがあり、味と食感は甘くとろけるようで、冷蔵庫で冷やして食べると瑞々しくて美味です。

抗酸化作用の効果があるポリフェノールやビタミン類、特にビタミンCが多く含まれていて、また安価で手軽な朝食として日本人の間でも人気です。ちなみに、まだ熟れていない青いパパイヤは果肉が酸っぱく、かつ硬いので、当地では細かく切り刻んでサラダや漬物に使います。

バナナ

日本でバナナといえば輸入のフィリピン製が一般的ですが、常夏マレーシアでは、国産のバナナが数多く出回ります。バナナはマレー語「ピサン(Pisang)」といい、それぞれの品種は「ピサン○○」と言われます。当地のバナナは、生食するデザートバナナと料理に使われることが多い調理バナナの2種類に大きく分けられます。

東南アジアはバナナ栽培の起源と言われ、この地域だけでも何十種類ものバナナが生産されていていますが、マレーシアでも、さすがは生産地だけあって手軽に栄養補給できる、かつ最も安価なフルーツの一つです。

当地のスーパーには、日本ではあまり見かけない珍しいパナナが数多く売られていますが、日本人がよく購入しているのはお馴染みの「Dole」(苦笑)。ピサンゴレン(揚げバナナ)など、バナナを使ったお菓子や料理も多いマレーシアですから、この機会に色々な品種を試したいですね。

チク

チクはマレー語で、正式な名称は「サポジラ(Sapodilla)」といいます。主な産地はメキシコなどで、高温多湿な気候を好み、マレーシアでも生産されています。一見すると掘り出したばかりの、土のついた芋のようですが、れっきとした果実です。

赤褐色の果肉は、一般的なトロピカルフルーツの持つ華やかな酸味は一切なく、日本の干し柿(果実の中心部に入っている種もまさに柿の種そのもの)に似た黒糖を使った和菓子のような濃厚な甘みで、食感は柔らかくなった梨に近いです。

当地では年中出回っているフルーツですが、在マ10年以上のパノーラも、めったに食べる機会のない、見た目通りの地味な存在です(笑)。ちなみに、チクはタンニンを含み、独特の渋みから食べすぎると口の周りが痒くなったり、喉が痛くなったりすることがあるので注意しましょう。

ケドンドン

マレーシアでは誰もが知るトロピカルフルーツですが、日本人には全く馴染みの薄い存在がこのケドンドン(名前も初めて聞く人が多いのでは?)。英語の名称は「アンブラ(Ambarella)」ですが、当地ではケドンドンで通じます。

ウルシ科でマンゴーと同類のフルーツで、鉄分、ビタミンA、ビタミンC、リン、スクロース、食物繊維などを豊富に含みます。食感は、どこかグアバにも似た歯ごたえで、果実はそのまま食べることも出来ますが、独特の酸味があるので、皮を剥いて砂糖シロップに数日漬けて食する家庭もあります。

ケドンドンは、果実をそのまま食べるというより、ジュースにして飲む機会が多いフルーツです。マレーシアのナイトマーケット(夜市)でよく見かけるので、ケドンドンと認識せずに食した人も多いのでは。この甘酸っぱいケドンドンジュースは砂糖などで味が調整されているのでオリジナルの味ではありません。ちなみに砂糖漬けの乾燥梅をひとつポンっと入れて頂くのがお決まりです。