Hello Malaysia

precol遂に来ましたよ、春!3月は桃の花、4月は桜…と日本の春はピンク

ミモザトルテ

材料 (20~22cm) ホール

スポンジケーキ(前日に用意し、しっかりと冷やす) 
全卵 – 4個
卵黄 – 1個分
薄力粉 – 120g
ターメリックパウダー – 小1/4
グラニュー糖 – 120g
水 – 大匙2弱

ディプロマットクリーム
卵黄 – 4個分
グラニュー糖 – 120g
★薄力粉 – 25 g
★コーンスターチ – 25 g
★バニラビーンズ – 分又はエッセンス小匙1/2
ミルク – 500 cc
有機レモン皮 – 1個分
生クリーム(脂肪分35%以上)- 200cc
グラニュー糖 – 大匙3
好みでイチゴ、梨の缶詰、バナナ等のフルーツ(切り揃えておく)

作り方

❶クリーム用のミルクは1/3を取り置き、残りを小鍋に有機レモン皮と共に入れ弱火でレモンの香りがミルクに移るまで15分程ゆっくり沸かし火から下ろす。粗熱を取り、レモン皮を取り出す。
❷卵黄をボウルに取り砂糖を加えてフワッとなる迄泡立てる。★を加えたら残りのミルクを加え混ぜる。
❸①の小鍋に②を漉しながら入れる。大きい鍋に湯を張り中火にかけて小鍋を入れ、クリームに火が通る迄木べらで湯煎しながら撹拌する。ぽったりしてからは弱火で更に10~15分混ぜ粉臭さを抜く。火から下ろし人肌迄冷めたら器に取り冷蔵庫で充分に冷やす。生クリーム(又はマスカルポーネ250g)に砂糖を加え角が立つまでホイップし、デコレーション時にカスタードと混ぜる。
❹スポンジケーキを焼く。オーブンは180℃にセット。卵は白身、黄身を分け別立てにする。黄身に砂糖の1/3を加えて白っぽくなる迄混ぜ、白身は白っぽくなる迄混ぜたら残りの砂糖を加え角が立つ迄になった所で黄身を白身に2〜3回に分けて混ぜる。水を加え、ターメリックを加えた薄力粉を3〜4回に分けてふるいさっくり混ぜる。円形型に入れ、170℃に下げたオーブン中段で20〜25分で焼く。
❺冷めたケーキを横4枚に切る。直径約24cmのボウルを用意、内側にラップを敷き詰める。1枚目のスポンジをボウル底に敷く。クリームをゴムべらで塗る。フルーツを一面に敷き、スポンジ片面にクリームを薄く塗った2枚目を重ねる。3枚目も同様。最上部にはクリームを塗らずに置く。ラップをして再度冷蔵庫で冷やす。
❻4枚目スポンジは7〜8mm角に切る。十分に冷えた⑤のラップを取って皿を置き、押さえながらひっくり返しラップをはがす。ケーキ表面に塗り残しが無い様クリームを綺麗に塗り、用意したケーキクルトンを重ならぬ様乗せ、上部は特に隙間が見えぬ様にする。

ちょっとひと言
遂に来ましたよ、春!3月は桃の花、4月は桜…と日本の春はピンク、ヨーロッパは黄色(クロッカス、チューリップ、ミモザ、レンギョウ等など)が春の色です!今月号では、「ミモザのトルテ」で春を迎えたウキウキ感を表現したいと思います。レモンの香りが何とも言えぬリッチなディプロマットクリーム(カスタードと生クリームを混ぜたもの)を挟んだこのトルテ、フルーツ無しでクリームだけでも美味しいですし、シュークリーム、パンケーキ、食パンに塗ったり、アイスクリームに添えてもお洒落です。4月に入ればすぐイースターということで、写真にはイースターエッグのチョコも添えてみました。お試しくださいね!

PROFILE
ドイツにも「愛は胃の腑から」という言い回しがあります。周りの人に食べさせたくて、あっという間に約30年。料理できなくなるその日まで、ハードで楽しいシェフ業を続けるつもりです。(料理研究家 佐知子)