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pbcol百花、人を奮い立たせるリーダーの力、大清帝国と中華の混迷、大清帝国と中華の混迷

乱読のかけら (2019年10月​)

百花

川村元気

文藝春秋
(2019年5月15日発行・初版)
私の場合、母が認知症になった6年間は父が介護していたので、この小説の主人公のような苦しみはありませんでした。しかし、もしかしたら、私にも起こっていたかもしれない親の介護は、まさに現代の小説の題材の1つだと思います。

人を奮い立たせるリーダーの力

平尾誠二

マガジンハウス
(2017年6月9日発行)
私の大学の後輩にあたる平尾誠二の言葉を集めた本です。ラグビーのリーダーとしての言葉ではありますが、この世の中の多くの場面に応用できる真理が含まれています。この人にはもっと長生きをして欲しかったです。残念です。

大清帝国と中華の混迷

平野聡

講談社学術文庫
(2018年1月11日発行・初版)
シリーズ物の世界史としては、稀なる良書です。清の成立から滅亡までが実にドラマチックに生き生きと描かれた歴史書です。清の歴史だけでなく、日本や朝鮮のような周辺諸国の歴史や歴史の哲学的分析も極めて緻密に書かれています。

乾隆帝伝

後藤末雄

国書刊行会
(2016年8月25日発行・初版)
タイトルと内容が違うように思いました。この本の内容は、清の乾隆帝時代の天主教への迫害とヨーロッパの宣教師の乾隆帝への奉仕が、カトリックの視点で書かれた記録とその付属文書です。率直に言って、とても読みづらい本です。

隋の煬帝と唐の太宗

布目潮渢

清水書院
(2018年5月30日発行・初版)
中国の歴史の本の出版が最近少なくなってきている中、この本を見つけ、読んでみました。興味をそそられる部分もありますが、著者が学者のためか、記述が事実の列挙、羅列になってしまっている部分も多く、読みにくい歴史書でした。

新・世界の日本人ジョーク集

早坂隆

中公新書ラクレ
(2018年3月10日発行)
世界中から日本人がバカにされているジョークを取集して、まとめて書いたのがこの本とのことです。日本人として、あまり気分の良くないジョークもあり、また、そんなことを言う外国人はいないだろうと思うジョークもありました。

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