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pbcol哲学と宗教全史、超訳 ニーチェの言葉、日本歌曲をめぐる人々、

乱読のかけら (2020年4月​)

哲学と宗教全史

出口治明

ダイヤモンド社
(2019年11月19日発行)訳
学生時代から哲学通史と言われる本を何十冊も読んできましたが、この本の著者ほど、取り上げられた哲学と宗教全てをほぼ完全に理解し、最初から最後まで自分の言葉で書いた人は、日本にも世界にもいないと思いました。名著です。

超訳 ニーチェの言葉

フリードリヒ・ニーチェ

ディスカバー・トゥエンティワン
(2016年5月20日発行)
ニーチェは「神は死んだ」と言った人ですが、だからと言って人間社会が無秩序になり破壊されることを望んでいたのではなく、人々の処世術を見抜き、本来あるべき倫理を説いていたことをこの本から知ることができます。

日本歌曲をめぐる人々

畑中良輔

音楽之友社
(2013年2月28日発行・初版)
畑中先生は私が大学生の頃、慶應ワグネルの指揮者で、1度だけ演奏会の楽屋でお話をさせていただいたことがあります。畑中先生の生きた時代が、日本歌曲が生まれ、育った時代で、先生がその歴史の当事者であったことがよく分かりました。

本当の翻訳の話をしよう

村上春樹・柴田元幸

スイッチ・パブリッシング
(2019年5月9日発行・初版)
アメリカの戦後の小説を翻訳している2人の対談です。私には、ほとんど興味のない時代と国の小説家のことを語られても、ああなるほど、としか言いようがありませんが、1つ分かったことは、戦後のアメリカでの短編小説の位置でした。

寝るまえ5分のモンテーニュ

アントワーヌ・コンパニョン

白水社(2018年1月10日発行)
山下浩嗣・宮下志朗訳
モンテーニュの「エセー」入門書です。内容が難しくて、この本を読むと5分で眠くなるのではなく、5分経っても止められず、どんどん読み進めてしまう構成になっています。モンテーニュの説く教訓はまさに彼の人生が生み出したものでした。

ハーバード大学は「音楽」で人を育てる

菅野恵理子

アルテスパブリッシング
(2018年2月10日発行)
ハーバード大学の65%の学生が楽器を弾ける、アメリカの有名大学のほとんどに音楽学科があり、専門教育をしているだけでなく、一般の学生もリベラルアーツの1つとして音楽を学んで単位を取得している、などが書かれていました。

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