毎日ゴルフレッスンをしていますと気づくことがいろいろあります。そんな中で面白いと感じるのが「教え過ぎない」ということ。もちろん生徒さんは時間とお金を使ってゴルフを習いに来られているのでいろいろ学びたい気持ちがあるのは当たり前ですね。なので多くの質問をされます。でも私は「教え過ぎない」ようにしています。
実はゴルフのレッスンというのはポイントを押さえてある部分をキュッと締めれば全部が良くなるのですが、あっちもこっちも気をつけることが多すぎると大事な部分が疎かになって上手くいかなくなります。既に良くなっているのに「トップはこれでいいでしょうか?」「もうちょっと速く回転した方が良いでしょうか?」といった感じです。私も質問に応える知識は持っていますので「じゃあトップはこうしてみましょう」とお応えし生徒さんが実行します。するとさっきまで良かったものが崩れてしまうのです。すかさず私は「最優先は先程のポイントですね。それだけ考えてもう一度打ってみましょう」と言うとまた良くなります。やはり「教え過ぎない」って大事だなと感じるのです。この辺の塩梅というのは経験と感覚の世界でもあるので、生徒さんが自分で「習い過ぎない」というのは難しいことが多いように感じます。ですので指導者の私が様子をみながら「教え過ぎない」ようにコントロールする必要があるんだと思っています。お金と時間を使って沢山習いたい生徒さんと「教え過ぎない」私の攻防?は今後も続くことでしょう。笑