連邦政府が条件付き行動制限令（CMCO）に基づく5月4日付けの企業活動制限緩和を発表したが、マレーシア小売チェーン協会（MRCA）は、多くの小売店が営業を先送りしたり、営業再開の準備を進めるなど慎重な傾向にあると明らかにした。
　ゲリー・チュア会長は、連邦政府が発表した基準を満たせていない企業もあると言明。また店舗の再開に向けて在庫の注文や社会的距離を取るための準備や店舗の清掃などの準備をする必要があるとし、営業再開できない店舗があると明らかにした。
　またマイディン・ハイパーマーケット・チェーンのアリ・マイディン社長によると、モールのテナントの2割が営業を再開したが、残りは必要な手続きや準備を進めている。およそ40日間営業していなかったため店舗を清掃したり、100平方フィート辺り1人しか入店することが認められていないため、一度に入店できる人数を知らせる看板をだす必要があるという。
　パビリオン・クアラルンプールでは、店舗の35％が営業を再開した。ファーレンハイト88でも数店舗のみが開店した。
　またワンウタマでも営業を再開している店舗があり、モールに入る前に体温測定や手指消毒剤の提供などが実施されているという。

提供：ASIA INFONET
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