ゴルフスイングは「畑を耕す」或いは「斧で薪を割る」動きと同じであると聞くと驚く方が多いかもしれません。「ゴルフスイングって円運動でクラブを振り回すなのだから「畑を耕し」たり「斧で薪を割る」のとは違う」と感じますよね。確かに胴体を回してクラブを振り回すのですが、腕の役割だけをピックアップアップするとその動きは「畑を耕し」たり「斧で薪を割る」のと同じなのです。「畑を耕す」鍬には結構な重さがあります。ゴルフクラブ1本300~400gですが、鍬は数キロあるでしょう。そんな鍬を振り上げる時、人は必ず肩の幅(体の幅)からはみ出さないように扱います。もし、鍬が肩の幅からはみ出てしまうと土をちゃんと耕すことができないからです。これは「斧で薪を割る」時も同じ。道具を肩の幅からはみ出さないように扱うことで重力を利用できるようになるのです。ところがゴルフクラブは鍬や斧のように重くないめ、肩の幅からはみ出ても振り回すことができてしまいます。特に男性は腕力があるので、肩の幅からはみ出たクラブを無理矢理ボールに導いていることがあります。ゴルフクラブを3本束ねて振ってみるとよくわかります。今回にコラムでピンときた方はどうぞお試しください。