ゴルフクラブを扱うには「ねじり」の機能は欠かせません。ゴルフクラブのグリップを持ってお臍の前に持ち上げ握力を最小限にするとクラブは写真Aのような状態になります。右利きのプレーヤーから見てクラブはシャフトの右側の方が重く(写真B)なっていますので、時計回りに円を描きながら写真Aの状態になるのです。突然ですが、ここで水道の蛇口の機能を思い出してみましょう。水道の蛇口というのは少ない力で栓を回して開けたり閉めたりすることができます。もしゴルフクラブのヘッドが水道の蛇口に刺さっていたとしたら栓の開け閉めには蛇口と同じように大きな力を必要としないでしょう。つまりゴルフクラブはスイング中にヘッドの重力(少ない力)によって写真Bから写真Aの状態になろうとするため、プレーヤーがグリップを握ってヘッドを重力とは反対側に「ねじら」ないとクラブフェースはどんどん開いて右を向いてしまうのです。これはゴルフクラブができた数百年前から変わらないことです。どうぞ参考にしてみてください。