写真のように身体の各パーツを番号で表します。①が頭、②が上半身、③が腕と手、④がゴルフクラブ、⑤がお尻と足。ゴルフの構えというのは前傾姿勢をしていますね。①~④までのパーツは前方のボールがある方向に重力で引っ張られていると言えます。そして⑤のパーツだけが後方に引っ張ることができます。と言うことは、①+②+③+④=⑤でないと前後のバランスは取れないことになるのです。私がレッスンをしていてよく見るのは、ほとんどの方々が①~⑤までの全てのパーツの重さを前方にかけ足のつま先重心で構えをしてしまっている姿です。もしこのようにつま先重心の状態でスイングを始動してしまうと、スイング中にバランスが崩れるか足の筋力で相当踏ん張る必要がでてきます。平らなところではまだ踏ん張れますが、つま先下がりや傾斜がある状況ではミスショットをしてしまう確率が上がってくるのです。またゴルフは4~5時間の長丁場のスポーツですからパランスの悪い構えの人は、最後の3ホールで疲れて下半身が踏ん張れなくなりスコアーを崩してしまうこともあると思います。ゴルフは地球でやっているスポーツですので、重力は切っても切れない関係があります。どうぞ参考にしてみてください。